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校友活動

文芸奨励賞 受賞作品

2013年度文芸奨励賞 受賞作品/テーマ「時空を超えて残したいもの」

挨拶/大谷大学教育後援会 会長 高橋 法信

大谷大学教育後援会文芸奨励賞は、学生支援事業の一環として本学の学生を対象に文芸作品を募集し「言葉による表現意欲を奨励すること」を目的に、2006年に創設された賞です。特に今年は赤レンガの名で親しまれている尋源館創建100周年記念の年でありました。尋源館は、博綜館建設の際に取り壊されるという危機がありましたが結局残されることになり、その願いをふまえて「時空を超えて残したいもの」というテーマに決定したのです。
今年度は50字以内の自由表現で募集しましたところ180名の応募があり、作品はどれも個性あふれるものでした。自分を待っていてくれる家庭、自分を受け入れてくれる家族や友、自然との共存、過去から学び未来に届ける今、等様々なメッセージが伝わってきました。それは、時代社会に縛られ、流され、慌ただしい日々を過ごす中から「悔いなき人生を生きたい」という叫びでもあるのでしょう。

講評/大谷大学学生部長 鈴木 寿志

大谷大学が北大路の地に移転してから今年で100周年を迎えました。このような節目の年ということから、文芸作品の主題を「時空を超えて残したいもの」としました。
応募作品を読んで感じたことは、「時空を超えて残したいものは何か?」という問いに対する返答のような作品が多かったことです。入賞作品では単なる受け答えではなく、文章展開の中で「時空を超えて残したいもの」がうまく表現されていました。詩的に述べた文章、5・7・5のリズムを取った文章、情景描写から時間展開へとつなげた作品、何気ない日常描写の中に「残したい」想いを込めた表現などがみられました。
今年度は主題がやや難しかったせいか、応募総数が昨年度より大幅に減りました。しかしここにあげた入賞作品はいずれも力作揃いです。それぞれの作品に込められた著者の想いを感じてみてください。

最優秀賞

大槻 萌子 【文学部 第4学年 国際文化学科】

 
        残すなら地面がいいな
        なかったら上も下もわからなくなっちゃうし
        あと空気も
        皆が息をしていられるように。

優秀賞

釜谷 紀子 【文学部 第1学年 歴史学科】

 
        未来にタイムマシンができたって
        何でも未来に持っていけたって
        それを「夢みる心」は持っていけない

広瀬 達也 【文学部 第4学年 真宗学科】

 
        今私は生きている
        何の意味もないように見えるけど
        縁がなければ生きていない
        そんな私が私は好きだ。

佳作

井上 慎也 【文学部 第4学年 哲学科】

 
        鴨川に乱反射する、この夕日。
        眺めていたら夜だった。
        小さな悩みが、流れ星と消えた。
        来年は、誰かとここで眺めたい

内海 透雄 【文学部 第1学年 哲学科】

 
        残したいもの、幸福な時間
        残すべきもの、凄惨な記憶
        実際に残せるもの、これからの努力次第

大倉 力哉 【文学部 第1学年 歴史学科】

 
        口うるさい母さんの言葉
        背中でかたる父さんの偉厳
        それを育てた祖父と祖母
        今こうして育てられたぼく
        次は。

北澤 光祐 【大学院修士課程 第1学年 教育・心理学専攻】

        夕闇に
        帰る私の
        その先に
        家の灯と
        親の声。
        時を経て
        「人」が巡って
        しまっても
        お帰りの言葉
        私が繋ぐ。

国分 大地 【文学部 第4学年 哲学科】

 
        教育実習のため久しぶりに帰省
        学校の先生なんて務まるかしら
        と言いつつ、
        昔話を始める母は少し機嫌がいい

佐藤 亜葵 【文学部 第4学年 哲学科】

 
        じぶんより大事なものができるなんて
        母になったひとが呟いた
        奇跡はあちらこちらに
        ちりばめられているらしい

地福 祥吾 【文学部 第2学年 社会学科】

 
        私が時空を超えて残したいものは
        安心して皆が眠ることができる毎日
        である。

髙内 一人 【文学部 第1学年 哲学科】

        いってきます
        いってらっしゃい
        ただいま
        おかえり
        私達は送り迎えのあいさつです
        いつでも皆を見守ってます

三原 真澄 【文学部 第1学年 仏教学科】

 
        時空を超えて残せるものが
        あると思ってしまう
        傲慢さに気付ける心。

横山  南 【文学部 第3学年 哲学科】

 
        「なんにも思いつかないな」
        そう笑いながら話した
        友とのつながりを

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