海外研修プログラム報告

2016語学研修【韓国文化研究・実践韓国語(慶熙大學校短期韓国語研修)】

概要

日程 2016年8月2日(火)~8月21日(日)【20日間】
参加数 9名(引率者1名)
主な研修地 慶熙大學校にて語学研修
午前:授業
午後:授業または文化研修

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研修報告

 2016年度の韓国文化研究・実践韓国語研修は、ソウルの慶熙大学校での初めての実施でした。落ち着いた昔ながらの町並みと学生街特有の活気ある商店街が混在する地域に位置している慶熙大の国際教育院は、韓国語教育でも定評と実績のある機関で、毎年多くの人が海外から韓国語を学びにやってきます。
 今回の研修では、大谷大学から9名の学生が慶熙大学の夏季短期研修に参加するという形をとりました。学校付属の寄宿舎で生活をしながら、毎朝国際教育院に登校します。朝9時から昼の1時まで韓国語の授業を受け、曜日によっては午後は文化体験講座をうけ、研修期間のうち二日間はソウル近郊の水原の民族村を訪問したり、利川で陶磁器を作る体験をするなど、勉強だけではなく広く見聞を広げることができました。
 出発前のインターネットによるレベルテストと到着後の会話チェックによって、全員が別々のクラスに振り分けられましたが、それぞれのクラスで世界各国から来たクラスメイトとすぐに仲良くなることができました。韓国での研修ではあるけれど国際的なのびのびとした雰囲気の中で勉強することにより、想像以上によい刺激をうけることができたようです。
 外国人学生だけではなく、もちろん韓国人学生との交流もありました。トウミというチューター制度によって、韓国人学生を学校が紹介してくれるので、各自、韓国人学生と一緒に映画を見に行ったり、チキンを食べたり、ソウルを流れる漢江のほとりに遊びに行ったりしました。また、慶熙大学のプログラムとは別個に祥明大学の高慶日先生が日本に関心のある学生を集めて交流会を設けてくださり、ゲームや食事をすることで楽しい時間をすごしたりしました。
 海外研修中には韓国留学中の本学の学生や卒業生とも交流会をもつことにしていますが、今年は5人の先輩たちの話を聞くことができました。最初は外国で勉強すること自体不安そうだった研修メンバーも、長期留学をしている学生たちの話を聞いて勇気をもらったようです。研修が終わる頃には、今後交換留学をしてみたいという夢を語りあうようになっていました。
 研修で学ぶのは単に語学だけではありません。行動力や判断力を育て、思っている以上に自分が大きな可能性を秘めていることに気づくきっかけとなります。今回の参加メンバーもたくさんのことを学ぶことができたようです。

【喜多恵美子(専門/韓国・朝鮮美術)】