海外研修プログラム報告

2013語学研修【中国文化事情・実践中国語1(東北師範大学短期中国語研修)】

概要

日程 2013年8月3日(土)~8月20日(火)【18日間】
参加数 7名(引率1名)
主な研修地 東北師範大学(長春)にて語学研修
大連、パルビンにて文化研修

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研修報告

東北師範大学は吉林省の省都長春市にあり、歴史のある中国の重点大学の1つです。東北地区においては、屈指の教授陣を有しており、教育レベルと教育システムは充実しています。大学は長春市の中心部に位置し、生活するのにとても便利です。

学寮は3週間滞在するために必要な設備等が整っていました。広い敷地内は緑いっぱいです。学寮は大学の名所・静湖という蓮池に隣接しています。湖面に蓮の花が一面に咲いていました。湖の両サイドに柳の木々が枝を地面に垂らし、そこで読書をしたり、外国語を勉強している学生が点在し、油絵に描かれているように綺麗でした。

食事はプリペイド式のカードを使い、お金をチャージすれば、学内のどの食堂でも利用できて大変便利でした。学食は美味しくて値段もお手頃でした。新鮮な果物の絞り立てジュースは学生達に人気がありました。全国から東北師範大学に学生が集まるため、各地の学生の味覚に合うよう工夫されており、料理の種類は豊富でした。

太極拳                                                      授業風景

授業は午前中に4コマ(中国では45分は1コマ)、午後2コマ中国語総合、中国語リスニング、書道、太極拳、中国文化、切り絵、中国料理づくり(餃子づくり)がありました。平日の課外活動としては、市内観光や日帰りホームステイを実施しました。2回の週末は研修旅行に出かけました。1回目は大連と旅順に1泊2泊、2回目はハルピンへ2泊3日滞在しました。学生達は北中国の独特な風土、人情及び歴史に触れ、楽しみ、勉強になったようです。

滞在中は気候的にも大変恵まれました。長春地方では夏に最高気温が30度前後で、日本のような暑さはなく、快適に過ごすことができました。2週目、3週間目は少しずつ涼しくなり、おおむね最高26度、最低16度くらいでした。

引率体制については、大谷大学専任教員が最初の1週間のみ引率し、その後は現地アシスタントが学生をサポートしてくれました。今回のアシスタントは日本語学科の大学院生でした。日本語の上手な責任感の強い方で、非常に親切に接してくれました。また、午後のフリー時間を利用して、学生の要望を聞き入れ、生活の手助けや学生の健康状態のチェックなどを的確に把握してくれました。本学の学生はみな、アシスタントに満足しており、このような良いアシスタントに恵まれたお陰で、語学研修が成功したと思います。

学生達は現地で中国に関する多くのことを学び、友人ができました。今回の語学研修で得た収穫を今後の勉学にいかして、中国の良き理解者になってくれることを期待しています。

【李 青(専門/中国現代文学・中国語)】