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国際交流/語学学習

海外研修プログラム報告

2012文化研修【インドの宗教と文化(インド仏教遺跡研修)】

概要

日程 2012年8月25日(土)~9月8日(土) 【15日間】
参加数 32名(引率4名)
主な研修地 ●仏跡関連
サヘート(祇園精舎)、マヘート(舎衛城)、ルンビニー、クシナガラ、ヴァイシャーリー、ラージギル(王舎城)、ブダガヤ、サールナート(鹿野苑)

●博物館関連
デリー国立博物館、サールナート考古学博物館、マトゥラー州立博物館

●その他
ベナレス(ガンジス河)、アグラ(タージマハル)

研修報告

祇園精舎にて

インド仏教遺跡研修は、集中講義「インドの宗教と文化」の一部として実施されているものです。授業は、8回の事前講義と現地研修、研修終了後のレポート提出によって成り立っています。今年度は航空便の都合で、延15日の日程で実施しました。

日程は、インド北部のデリーを入国、出国地点とし、航空機とバスによって東行・南下し一回りして北に戻るというものです。右の写真は、ブッダ時代にコーサラ国の首都であった舎衞城の祇園精舎(ぎおんしょうじゃ)で勤行の後、学生の代表が感話をしている風景です。現地研修といっても、仏教遺跡の巡拝ですから、宗教行事としての勤行一式をお勤めします。三帰依文(さんきえもん)・嘆仏偈(たんぶつげ)・念仏・回向文(えこうもん)の順で行った後、代表の学生にその時感じたことを率直に語ってもらうのです。参加者の中には、初めて勤行する人も当然いるのですが、少しの練習ですぐにできるようになり、レポートに「インドで初めて勤行してすがすがしい気持ちになった」と書いていたのが印象的でした。せっかく異文化体験に行くのですから、どんなことも臆せずやってみると想像以上の収穫が有るものです。

(左)金剛宝座の菩提樹のもとで /(右)沐浴する人々の様子

金剛宝座の菩提樹のもとで                                              沐浴する人々の様子

インドは、BRICsの一員としてここ数年、特に経済発展が著しいようです。物価の上昇も激しいらしく、旅行者に子供たちが「バクシーシ!」と言って金銭を求めるのですが、これまでは「バクシーシ、1ルピー!」だったのが、今回いきなり「バクシーシ、10ルピー!」と値上がりしていたのには心底驚きました。これからインドは一体どうなっていくのでしょうか?その一方で、とてもうれしく感じたこともありました。ブッダの故地は、インド東北部のUP(ユピ)州、ビハール州にあたります。この地はガンジス河流域で、ブッダの時代はインドの中でも豊かなところだったのですが、現在は最も経済的に遅れている場所とされています。そのUP(ユピ)州、ビハール州で、多くの子供たちが制服を着て本当に楽しそうに学校へ通う姿を何度も見ました。こうした風景はこれまで見たことがなかっただけに、インドの発展を実感した次第です。

また、ブッダが正覚を得たブダガヤのマハーボディー寺院周辺は、ユネスコの世界文化遺産に指定されて以来、参拝者・観光客が激増し、ゆっくり勤行もできない状態だったのですが、今回はおみやげ業者の入場などは規制されているようで、比較的落ちついて研修することができました。左上の写真は、ブッダが正覚を得た金剛宝座の菩提樹(ぼだいじゅ)下のものです。

この研修では仏教遺跡以外に、インドの文化に触れることも大きな目的の一つです。インドは古くから多宗教・多民族・多言語の国として知られ、現在では12億人の人口を抱える世界でも有数の国です。そんなインドの最もインドらしい場所、それはヒンズー教の聖地ベナレスでしょう。右上の写真は、早朝ガンジス河で沐浴する人々の様子です。今回は残念ながら水量が多く、船に乗っての見学はできませんでしたが、そのおかげでズボンをめくって実際に河に入ってみた学生もいました。とてもヌルヌルしていたそうです。

研修は実に内容豊富でその全貌はとても書ききれません。事後のレポートや、帰国1カ月後の懇親会での参加者の様子を見ると、非常に手ごたえを感じた2週間であったことが良く了解できました。

【織田 顕祐(仏教学)】

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