海外研修プログラム報告

2010語学研修【中国文化事情・実践中国語2(首都師範大学短期中国語研修)】

概要

日程 2010年8月2日(月)~8月22日(日)【21日間】
参加数 10名(引率1名)
主な研修地 北京

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研修報告

中国語学研修は三年ぶりに実施されました。授業時間数を確保しながら研修期間を短縮し、引率体制も今年度から一新しました。北京オリンピック後に開催された語学研修ということもあり、学生たちの期待が例年より高かったです。 

首都師範大学は北京市にあり、中国語教育においても、北京市屈指の教授陣を有しており、教育レベルと教育システムは充実しています。大学は北京市の西北に位置し、交通の便はよく、中心部の繁華街に行きのバスが学校前から10数本走っています。近くに大きなスーパーマーケットや娯楽施設などがたくさんあり、生活するのにとても便利です。

研修中は大学内にある国際文化大厦という総合施設に入居します。国際文化大厦は教室、宿泊用客室、大型国際会議場、スポーツジム、プール、レストラン、コンビニ、銀行ATMなどを有する総合施設です。規模や先進性において北京市の大学でも非常に高い水準にあります。

語学研修は8月2日から22日までの3週間実施され、授業は「綜合中国語」、「会話と実用口語」、「言語練習」、「太極拳」でした。一冊の教科書を使い、三名の担当教員が語彙、言葉の説明、文法、会話、リスニング、まとめ練習などの側面から分担を決め、分かりやすく教えて下さいました。学生の評判は非常に良かったです。

首都師範大学の前で                                                      授業風景

引率体制は大谷大学専任教員1週間+現地アシスタント2週間でした。アシスタントは日本語学科のM1の大学院生でした。責任感の強い方で、学生のすべての要望を非常に親切に対応してくれました。午後のフリー時間を利用して学生の要望を聞き入れ、北京の名所旧跡を案内してくれました。毎晩学生と一緒に反省会を開き、学生の健康状態のチェックや悩み事などを的確に把握してくれました。学生全員がアシスタントに満足しており、このような良いアシスタントに恵まれたので、語学研修が成功したと思います。

授業以外にも多彩な課外活動がありました。週末旅行は北京にある世界遺産を巡り、頤和園などを見学したり、京劇鑑賞をしたりしました。滞在中に北京を離れ、河北省承徳市にあるかつての皇室の別荘地で一泊研修旅行しました。

今年度の語学研修から、参加学生がより快適で楽しい語学研修生活を送るために、日本語学科の大学院生がスタッフとして参加してくれたことが、語学研修に異彩を放つことができたと思います。中国の学生と接することができるとともに、日々の留学生活をサポートしてもらいました

目まぐるしく変化している北京に3週間滞在して、学生たちは大きな収穫が得られました。きっと中国で学んだすべてを今後の学生生活に活かしてくれると信じています。
【李 青(中国現代文学・中国語)】