高大連携

専門分野を学ぶ講座

大谷大学の文学部6学科、社会学部2学科、教育学部1学科の学びの特徴をはじめ、高等学校において身につけておきたい力等について本学教員より説明します。各学科のテーマ・内容につきましては以下をご参照ください。

文学部

真宗学科

「つながり」のなかで生きるとは?
私たちは人と人との「つながり」のなかを生きています。昨今とくにこのことが意識されてさまざまな場面で語られるようになりました。では、そうしたつながりのなかで「どのように生きること」が願われているのでしょうか。私たち人間の課題について、親鸞が大切にした経典の言葉や親鸞の視点をとおして学んでみましょう。そして、親鸞の思想について学ぶ「真宗学」は、私たち人間の生き方を明らかにする学問であることを紹介したいと思います。

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仏教学科

人間の生きる目的を知る
仏教は自分自身の心を知ることによって自分の人生の目的を知り、それを着実に実行する宗教です。仏教は宗教である以前に、哲学・思想であり、自分を見つめる科学であり、地域や時代を反映する文化でもあります。苦しみをなくす努力をすることが仏教の生き方です。そのための知識や実践方法が書かれたものがお経です。古典を読むことによって、現代に生きる人間の苦しみをなくすことを仏教学科では学びます。

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哲学科

「常識」の非常識さについて
みんなが信じているからという理由だけで「常識」とされていることは、じつは正しいとは限りません。哲学は、そういういわゆる「常識」を問い直し、その根拠を解き明かそうとします。もちろん、これに挑戦するのは簡単なことではありませんが、哲学は一人ぼっちで孤立してやるものではないこともまた事実です。哲学においては、人との関わりのなかで他人の考え方を知ることが重要です。それは本を読むことであり、ことばを交わすことなのです。

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歴史学科

「生きること」の歴史学
歴史学とは年号や事件を単に暗記するだけのものではありません。歴史上の出来事や生み出されたモノの背景にある、人間の「生きること」の営みにアプローチする学問です。そのために、文献や遺物・遺跡等を読み解き、ときには現地に足を運んで、その地に遺された先人の記憶をたどります。具体的な事例を紹介しつつ、日本の歴史、世界の歴史を素材に、「生きること」の歴史学が、いかなるものであるのかを紹介します。

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文学科

作品の言葉と日常の言葉。小説のなかにいる人と、今となりにいる人。
文学には主人公の眼をとおして別の人生を疑似体験できる愉しみがあり、自分でないものの立場から物事を考える大切さを教えてくれます。文学作品が持つ柔軟な発想は、豊かな創造力へと人を誘ってくれるものです。とはいえ文学と言葉の関係は、見た目ほど単純ではありません。詩の言葉は平明なものほど謎めいていますし、小説の魅力の鍵を握る主人公が作者とどのような関係にあるかは、容易には読み解けません。こうした問題を解決するためのヒントを伝授いたします。

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国際文化学科

国際文化学ってどんなこと?
私たちの日常生活は、国際文化でできています。日ごろ当たり前に見たり聞いたりするもの、口にしたり触れたりするもの、それらは全部、この世界のどこかで生まれ、時と共に形を変えて、今ここにあるものです。その由来を知るために欧米やアジアの言語と文化、社会、歴史を学ぶとき、「当たり前は当たり前ではなかった」ことが理解できるでしょう。国際文化学が目指すのは、そのように幅広い視野で世界を見る力、言い換えれば、日々の生活のなかで世界をもっと広く感じる力を身につけることなのです。

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社会学部

現代社会学科

自分で調べよう!現代社会と現代人
なぜ現代人はスポーツ観戦に熱心なのか? お祭りはどんな人が担っているのか? いじめはなぜ起きるのか? スマホの普及で人間関係は近くなったのか? 公共の場でみんなが気持ちよくマナーを守るためには何が必要か? これらは立派な社会学の問いになります。問いに対するとりあえずの自分の答えが妥当かどうかを、データを集めて確かめると、「事実」に関する予想外の発見が結構あるものです。現代社会と現代人の特徴や問題について、自分で考え、理解を深める方法を実践的に学びましょう。

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コミュニティデザイン学科

「地域」のなかで、「地域」を学ぶ
暮らしを営む場である「地域」。「地域」は社会問題の出現の場であり、問題解決の現場でもあります。今「地域」とはどのような有り様が求められているのでしょうか。本学科では、実際に「地域」に出向き、地域で生起する社会・生活問題を理解し、これからの「地域」を市民・住民とともに考え創造していく力を学び身につけることを目指します。制度や政策の知識、情報発信スキルなど、知識と技術の習得と共に、課題に向き合う力、コミュニケーションを通じた自らの持つ課題解決力を引出す力などを学びます。

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教育学部

教育学科

子どものこころを理解し、ともに育つ保育者・教育者をめざして
教育学科は、募集段階から初等教育と幼児教育の2コースに分かれています。いずれのコースも、同じ目標をもつ仲間とともに、子どもを育む教育的能力を磨くため、保育内容や教科等を実践的に学び、また複雑化する社会のなかで育つ子どもの理解、とくにこころの育ちを理解するため、教育学や心理学を理論的に学びます。さらに保育園・幼稚園・小学校等でボランティア活動を積極的に行うことで、理論に支えられた実践力を養います。

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専門分野を学ぶ講座

「いきる」を表現してみる
教師として子どもの前に立つということ