2020/01/07~2020/02/08【博物館】
2019年度冬季企画展 うつりかわる京のすがた
【2020/1/7~2020/2/8】
2019年度冬季企画展 うつりかわる京のすがた 開催にあたって
大谷大学博物館では、冬季企画展「うつりかわる京のすがた」展を開催いたします。
京都の姿は、はじめ『延喜式』の平安京図としてあらわされます。のちには、中世の絵巻物や「洛中洛外図」などの屏風に、町並や人びとの暮らしぶりが描き込まれました。応仁の乱によって荒廃しますが、豊臣秀吉の京都改造や徳川家康の支配を通じて新たな変貌をみました。江戸時代には多くの地図が刊行され、洛中洛外の名所・旧跡の地誌情報が書き加えられていきます。
一方、『京童』などの名所案内記の刊行が盛行し、『都名所図会』には名所の由来と共に、その風景が俯瞰的に描かれます。『京城勝覽』などの小型案内記や名所手引きの刊行は、観光都市京都の諸相を示すものといえます。
本展覧会では、古地図や地誌・名所案内記、町の古文書などを通して「京のすがた」のうつりかわりを紹介します。