2019/12/04【学術研究】
大谷大学 総合研究室 助教 Presents
第12回 学生のためのガクモン講座
「海と空のあいだに——石牟礼道子『苦海浄土——わが水俣病』を京都で読む」
この度、大谷大学 総合研究室 助教 Presents 第12回 学生のためのガクモン講座「海と空のあいだに——石牟礼道子『苦海浄土——わが水俣病』を京都で読む」を以下の通り開催いたしますので、ご案内申し上げます。
この企画講座は、総合研究室の特長を活かした、多様な専門分野の助教協働による教育・研究活動の一環として行っているものです。
美しい海が工業廃水で汚され、地域住民に甚大な被害をもたらした公害病・水俣病。石牟礼道子『苦海浄土——わが水俣病』(講談社文庫、2004)は、その患者と家族に寄り添って描かれた文学作品です。今回は同作にはじめて触れる方を対象として、『苦海浄土』と水俣をより身近に感じられるようなイベントにしたいと思います。
ゲストには、京都で古書店カライモブックスを営む店主の奥田さんご夫妻をお招きします。お二人は石牟礼道子の文学に感銘を受けて古書店を営まれ、水俣との交流を続けていらっしゃいます。
京都で『苦海浄土』を読むこと、水俣について考えることは、文学や仏教、社会学など、さまざまな学問の入り口にもつながっていくはずです。学生のみなさん、またご関心をお持ちの一般の方のご来場を助教一同、心よりお待ちしています。
参加費、事前申し込みは不要です。また、学生向けの企画となっておりますが、ご関心をお持ちの皆様のご参加を心よりお待ち申し上げております。
学生のためのガクモン講座 詳細
日 時 | 2019年 12月4日(水)16:20〜17:50 |
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会 場 | 響流館3階 メディアホール |
演 題 | 海と空のあいだに—— 石牟礼道子『苦海浄土——わが水俣病』を京都で読む |
ゲスト講師 | 古書店カライモブックス店主 奥田直美・奥田順平 |
講師紹介 | 奥田 直美(おくだ なおみ) 1979年東京で生まれ、京都府亀岡市で育つ。出版社勤務ののち、 カライモブックスを経営。 『ちいさい・おおきい・よわい・つよい』編集者。 奥田 順平(おくだ じゅんぺい) 1980年に京都市に生まれ育つ。2009年に京都市でカライモブックスを はじめる。 カライモブックス 2009年にオープンした京都市上京区の古本屋です。「カライモ」とは南九州 でのサツマイモの呼び名。作家・石牟礼道子さんの世界に惹かれて、京都から 遠く不知火海に思いを馳せ「カライモブックス」と名づけました。 石牟礼さんや水俣のほか、詩、小説、フェミニズム、アナキズム、哲学、社会学、 戦争、原爆、原発、沖縄、アイヌ、障害、公害、社会運動などなど。 「カライモ学校」と題した勉強会やイベントを開催したり、水俣・天草物産 (海産物、お茶、ジャム、石けん等)の販売をしたりもしています。 |