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2018年度新着一覧

2018/12/13

2018年度「大学報恩講並びに歴代講師謝徳法要」厳修

11月24日(土)午前10時より、本学講堂において大学報恩講並びに歴代講師謝徳法要が厳修され、学内外から約350名の方々にご参集いただきました。

宗祖親鸞聖人の御影と歴代講師軸が掲げられた講堂で、学長の調声のもと『正信偈(真四句目下)』を唱和して報恩講を厳修した後、引き続き歴代講師謝徳法要では『佛説阿弥陀経』の読経の中、来賓をはじめ、教職員及び学生の各代表者が焼香をいたしました。

  • 勤行の様子

                          勤行の様子                         

法要終了後、学長からの挨拶があり、「親鸞聖人の御命日を機縁として勤められる法要を“報恩講”といい、法然上人の御命日の法要を“知恩講”という。この二つの法要は、阿弥陀仏の恩を知り(知恩)、恩に報いて生きる(報恩)ということを確かめる大事な機会である。しかし、私たちは阿弥陀仏からの恩をいただいた自覚がないと、なかなか恩に報いて生きることはできない。また、皆さんは日頃より仏教の教えの近くに生きていて良かったと思うような経験があるだろうか。経験があれば、恩に報いて生きる人生が自然と始まる。本日の報恩講は、そのことを確かめるためにある。」と本学で報恩講を厳修する意義を述べました。

  • 木越学長による挨拶
  • 宮下名誉教授による記念講演

              木越学長による挨拶                           宮下晴輝名誉教授による記念講演

引き続き、本学の宮下晴輝名誉教授により、「縁起を説きたまえる仏陀」の講題で記念講演が行われました。

講演では、「清沢満之先生は、あえて阿含経を大切にされてきた。その理由は、清沢先生自身が、各宗派の祖師を崇めるだけではなく、釈尊の根本に帰ることを大切にされ、阿含経が釈尊の根本仏教であるならば、釈尊のことをより深く知れると考えたからではないだろうか。
また、阿含経の釈尊の悟りと、無量寿経で本願について説かれている釈尊の悟りに、どのような関係があるのかということについて、曽我量深先生も問題提起されているように、私たち近代仏教学者にとっても、改めて問わざるを得ない。」と、ご自身の問題としてお話いただきました。

その後、学内食堂に会場を移して小豆粥のお斎がふるまわれ、大勢の方々にお召しあがりいただきました。

参考/歴代講師

講師職は、東本願寺(真宗大谷派)の教育機関である学寮における最高責任者でした。学寮長であると同時に、学頭として学事一切を司り、安居の本講を担当しました。学寮に初代講師職が置かれた正徳5年(1715)から明治40年(1907)に廃止されるまでの約190年間、講師職は27人を数え、これらの方々を、後の学階条例による講師と区別して歴代講師といいます。

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