2018/11/20
第5回 親鸞エッセイコンテスト
「『ほんとう』って?」受賞作品が決定
11月20日(火)、第5回親鸞エッセイコンテスト「『ほんとう』って?」の受賞作品が決定いたしました。
今回のコンテストでは、高校生部門1,894通、中学生部門192通で、合計2,086通のご応募がありました。
その中から、高校生部門は1名が最優秀賞、2名が優秀賞、1名が中外日報社賞、2名が奨励賞となり、中学生部門は1名が最優秀賞、1名が優秀賞、1名が文化時報社賞、1名が奨励賞となりました。
※受賞作品につきましては、本ページ最下部に関連資料として「親鸞エッセイコンテスト 受賞作品集」のPDFデータを添付しております。そちらをダウンロードのうえ、ご覧ください。
昨年度に引き続き、全国各地からたくさんご応募いただき、ありがとうございました。
講評
但馬弘宗務総長からの総評
今年度の親鸞エッセイコンテストについても、これまで同様、関連学校を中心として多くの中学・高校からの参加があった。
「『ほんとう』って?」という問いには、簡単には答えることができない。日常何気なく使用していることばであるが、目の前で起こっている「ほんとう」、本来あるべき姿としての「ほんとう」と、さまざまな意味を内包したことばである。しかし、どの応募作品も今を生きるなかで、自分が感じ、考えた「ほんとう」について、誠実に表現しようとするエッセイばかりで、選考に思い悩んだ。
特に、最優秀賞をはじめとする受賞作においては、家族や友人など身近な人々との関係や生活のなかで直面しているさまざま「現実」や「真実」について、彼ら彼女らの思いがまっすぐに表現されていた。ともすれば、辞書的な意味だけで考えてしまいそうなテーマではあるが、中学生や高校生特有の感性でまとめられていたのはすばらしいことである。
今回、じぶんの日常のなかで普通に使用している「ほんとう」ということばについて、あらためて考えたことが、今後さらにいろいろな事柄について真摯に考える機会となれば幸いである。
木越康学長からの最優秀賞作品講評
両部門とも上位10作品程までは簡単に候補を絞りましたが、その後の選考には苦労しました。日常生活のなかの何気ない出来事の描写は、特に心惹かれるものがあります。それぞれの人生の機微に触れるようで、気持ちが豊かになります。中学生部門で最優秀賞を受賞した藤井さんの作品からは、未知なる将来に向かって進む不安定さと強さを感じ、高校生部門最優秀賞の神田さんの描写からは、ご家族それぞれの表情や優しさが浮かびます。たくさんのご応募、ありがとうございました。
最優秀賞受賞者コメント
今回のコンテストにおいて最優秀賞を受賞されたお2人から、以下のようにコメントをいただきました。
高校生部門 最優秀賞 神田 綾菜 さん【大谷高等学校】
高校生になって、少し背伸びしていた自分の気持ちを素直に書きました。今回このような素晴らしい賞をいただき、とてもうれしく思う反面、少し照れくさいきもちでいっぱいです。ありがとうございました。
中学生部門 最優秀賞 藤井 咲子 さん【大谷中学校】
最優秀賞をいただけて、とてもびっくりしていますが、嬉しいです。これからも、自分と向き合いながら、夢に向かってバレエを頑張っていきたいと思います。
親鸞エッセイコンテスト受賞者
高校生部門
最優秀賞 | 神 田 綾 菜 さん 【大谷高等学校第1学年】 |
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優秀賞 | 岡 本 舞 さん 【徳島市立高等学校第1学年】 神 谷 椿 さん 【藤枝明誠高等学校第1学年】 |
中外日報社賞 | 中 森 まりあ さん 【大谷高等学校第2学年】 |
奨励賞 | 矢 澤 瞳 さん 【飯田女子高等学校第2学年】 清 水 将 也 さん 【北海道札幌南高等学校第2学年】 |
中学生部門
最優秀賞 | 藤 井 咲 子 さん 【大谷中学校第2学年】 |
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優秀賞 | 佐 藤 瑠 乃 さん 【大津市立瀬田北中学校第2学年】 |
文化時報社賞 | 宇都宮 杏香 さん 【大谷中学校第1学年】 |
奨励賞 | 城 寶 彩 乃 さん 【札幌大谷中学校第2学年】 |