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2017年度新着一覧

2017/11/29

2017年10月 御命日勤行・講話 厳修

10月27日(金)10時40分より、今月の「親鸞聖人御命日勤行」を本学講堂において厳修しました。勤行は、混声合唱団の「仏教讃歌」で始まり、『正信偈』を学長の調声のもと全員で唱和しました。

  • 学生による感話の様子
  • 学生による感話の様子

学生による感話の様子

次に学生の感話では「日常生活を当たり前のように過ごし、親鸞聖人の教えを学ぶことに驚きも感謝もない私は、“親鸞聖人に出遇う”ということがわからずにいる。親鸞聖人の教えについて知識は詳しくなったかもしれないが、出遇うとは別であると思う。これからは、大学での学びや大学で出会った人とのご縁を大切にし、私ができることをしっかりとやっていくことで、親鸞聖人に出遇っていきたいと思う。」と話してくれました。

また、もう1人の学生は「子どもの頃、仏教に対して良い印象はなく、良くわからないものと思っていたが、親鸞聖人の教えを学んでいくと、自分が心から共感できる教えであったことに驚いた。親鸞聖人の言葉により、自分が煩悩まみれな人間であることに気づき、煩悩を受け入れることで少なからず他人の行動や考え方も認められるのではないかと思うようになった。私にとって親鸞聖人は、自分がより良く生きるためのきっかけを与えてくれる存在である。」と話してくれました。

加藤丈雄教授による講話の様子

加藤丈雄教授による講話の様子

続いて、本学の加藤丈雄教授からは「読んで・聴いて・味わってみましょうか、ヘッセの詩」と題する講話がなされました。講話では「私たちは、他者から言われて初めて気付くことが少なくない。それは、日頃から視覚的なものを大事にしすぎているため、見ただけで全てわかった気になってしまうからである。したがって、本を読むことや、周囲に耳を傾けることはとても大事である。また、文学研究の基本は、作品を味わい理解する姿勢であり、作品の登場人物、あるいは作者に対して寄り添い共感する気持ちである。これは、宗教の根源にも通じるのではないかと思う」と、お話いただきました。それに基づき、音楽(「第九交響曲」「ワイルドで行こう」)も交えて、ヘッセの人生を概観したあと、「初めての花(Die ersten Blumen)」という詩について、一見のどかな作品の背景にどんなことが潜んでいるのか思いをいたし、最後にヘッセ本人の朗読に耳を澄ましながら、詩の響きやリズムを味わいました。
【総務課】

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