2017/03/29【学術研究】
大谷大学真宗総合研究所東京分室主催
第2回「宗教と人間」研究会
2016年4月に開室した真宗総合研究所東京分室における研究活動として、各PD研究員の個人研究の他、東京分室長とPD研究員との共同研究「宗教的言語の受容/形成についての総合的研究—哲学的・宗教学的・人類学的視点から—」を行っています。
今般研究活動の一環として、下記のとおり第2回「宗教と人間」研究会を開催しますので、多数ご参加くださいますようご案内します。
【真宗総合研究所】
第2回「宗教と人間」研究会 詳細
一般来聴歓迎・聴講無料
日 時 | 2017年3月29日(水)16:00~18:00 |
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会 場 | 親鸞仏教センター5階 セミナー室(東京都文京区湯島2-19-11) |
テーマ | 台湾原住民族アミとカトリック信仰 |
発表者 | 岡田 紅理子 氏 (上智大学大学院グローバル・スタディーズ研究科博士後期課程) |
内 容 | 16:00~17:00 岡田紅理子氏発表「台湾原住民族アミとカトリック信仰」 17:00~18:00 質疑応答 |
申し込み方法 | 参加を希望される方は、以下のメールアドレスまでお申込みください。 【連絡先】 担当:大谷大学真宗総合研究所東京分室PD研究員 田崎 (ikukotazaki■sch.otani.ac.jp) ※メール送信の際は、■を@に変えて送信してください。 |
趣旨
台湾には、人口の2.4%を占めるオーストロネシア語族に属する16の先住民族がいる(2016年12月現在)。彼(女)らは「原住民族」と呼ばれ、台湾におけるキリスト教人口が全体の7%程であるなか(『2015台灣基督教會教勢報告』調べ)、日本植民地時代終了後その約80%がキリスト教を信仰しているといわれる。元来、多神崇拝と精霊祭祀をしていたといわれる原住民族は、いかにしてキリスト教という一神崇拝を受け入れ、その信仰を形成・維持してきたのだろうか。本報告では、原住民族最大の民族集団である「アミ」のカトリック信仰の語りからこれを検討するとともに、「改宗」とはなんであるかについても考察してみたい。 |