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2016年度新着一覧

2017/02/22【学術研究】

真宗総合研究所東京分室主催 第1回「宗教と人間」研究会を開催

2016年4月に開所した真宗総合研究所東京分室における研究活動として、各PD研究員の個人研究のほか、東京分室長とPD研究員による共同研究「宗教的言語の受容/形成についての総合的研究—哲学的・宗教学的・人類学的視点から—」を行っています。

2月11日(土)、研究活動の一環として、第1回「宗教と人間」研究会を開催しました。民藝運動の創始者として名高い柳宗悦が宗教哲学者としての顔も同時に持ち合わせていることはしばしば忘れられています。柳は宗教哲学者として民藝にいかなる宗教性を見出し、民藝理論においていかなる宗教論を展開したのか、それらの問題を明らかにするため、今回の研究会では、柳宗悦の思想に深く精通する若松英輔氏(批評家)と大沢啓徳氏(早稲田大学非常勤講師)を講師としてお招きしました。

第1回「宗教と人間」研究会の様子

第1回「宗教と人間」研究会の様子

当日は、事前に申し込みいただいた一般参加者を中心に、東京分室関係者も加わり盛況でした。文学を主な専門分野とされる若松氏からは「宗教哲学者・柳宗悦」、実存哲学者ヤスパースなどについて研究されている大沢氏からは「民藝理論における宗教性」というタイトルでお話ししていただきました。その後、お二人による対談が行われ、それぞれの視点から興味深い議論が交わされました。また最後には質疑応答の時間も設けられましたが、特に東京分室の共同研究テーマとも直接かかわる「ことば」の問題、柳にとっての「ことば」とは如何なるものであったのかについて、お二人の考えを聞くことができ、今後の研究活動を進めていく上でたいへん有意義な機会となりました。
【真宗総合研究所】

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