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2016年度新着一覧

2016/07/07

2016年6月 御命日勤行・講話 厳修 ならびに
大谷大学奨学生証書授与式 挙行

御命日勤行・講話 厳修

6月28日(火)10時40分より、今月の「親鸞聖人御命日勤行」を本学講堂において厳修しました。勤行は、混声合唱団の「仏教讃歌」で始まり、『正信偈』を学長の調声のもと全員で唱和しました。

次に学生の感話では「親鸞と同じくこの身を偽ることなく、そのまま事実として受け止めることは簡単なことではない。生涯を通してでも、そのことを達成できるかは定かではないが、親鸞の姿にあこがれて、その姿になりたいと思うようになった自分がいる。本学での学びにとどまらず、生涯を通して自己を見つめ続け、この身の事実を貫いていきたい。」と話してくれました。
また、もう一人の学生からは「親鸞は自らの悩みに向き合い、ひとりの宗教者であると共に、ひとりの人間として生涯を全うされたと思う。私は卒業後、自坊へ戻り住職を務める予定であるが、ご門徒の方々と共に学ぶことで、縦のつながりではなく、横のつながりを広げていき、開けた場を提供していけるような人間になれるように努めていきたい。」と話してくれました。

  • 学生による感話の様子
  • 学生による感話の様子

学生による感話の様子

本学の井上尚実教授からは「他力としての仏陀のことば-その指標となる使役形動詞慣用句に注目して-」と題し、先月本学においてハンガリーのエトヴェシ・ロラーンド大学との共催で開かれた「仏陀の言葉とその解釈」をテーマとするシンポジウムで発表された内容を中心にお話いただきました。
講話では「これまで真理を悟った人はいたかもしれないが、言葉で顕すことができるものではなく、沈黙のみで人々の間に広まっていかなかった。しかし、仏陀は多くの人に届いてほしいと願って言葉を発せられた。これが仏教の始まりである。そして、実際に仏陀の言葉に人々を目覚めさせる力があることを、パーリ語の経典では、【教示し、鼓舞し、励まし、歓喜せしむ】という4つの使役形動詞慣用句で顕されている。初期仏教以来、慣用句として重要な文脈に用いられてきた4つの使役形動詞の表現は、親鸞が用いた阿弥陀仏や本願を主語とする使役・尊敬の助動詞【~しむ】と比較することができる。親鸞の受け取られた仏教は、“本当に仏陀の言葉は人々を目覚めさせる力があるのだ” と、ずっと表現されている。」と、お話いただきました。

井上尚実教授による講話の様子

井上尚実教授による講話の様子

大谷大学奨学生証書授与式 挙行

引き続き「奨学生証書授与式」を執り行いました。文学部48名、短期大学部2名、大学院修士課程19名、博士後期課程8名の育英奨学生、大谷大学大学院博士後期課程外国人特別奨学生1名に対し、奨学生証書が授与されました。木越学長からは「奨学生には、本学での学びにおいて、他の学生を牽引していくことが期待されている。奨学生として認められた豊かな知識や技能は、世の中に対してどのように活かしていけるかが大事になる。また、皆さんには本学の宗教行事にも積極的に参加するなど、奨学生としての自覚を持って今後の勉学に励んでもらいたい」と奨学金に込められた願いを伝えるとともに、激励のメッセージが送られました。最後に、本学の混声合唱団と出席者で大学歌を斉唱し閉式となりました。

  • 奨学生証書授与の様子
  • 奨学生証書授与式の様子

奨学生証書授与式の様子


【総務課・学生支援課】

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