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2015年度新着一覧

2015/09/04【高大連携】

京都翔英高校集中講座を実施

7月21日(火)から8月22日(土)にかけて、京都翔英高等学校FAクラスとの高大連携プログラムとして、本学教員による体験型の模擬授業を実施しました。このプログラムは、高校生が高等教育の一端に触れることにより進路選択をより有意義なものとすること、また大学側にとっては、受講生に学ぶことの楽しさを伝えるとともに高校・大学間の教育の連携をはかることを目的としています。

初回の7月21日(火)には、文学科の廣川智貴准教授による「レポート・小論文のための頭のほぐし方」をテーマとした模擬授業を実施しました。この授業では、まずレポートや小論文を書くために必要なアイデアの出し方として、「ブレインストーミング」を学びました。次にその実践として、受講生は4~5名のグループに分かれ、「京都翔英高校」をテーマにブレインストーミングに取り組みました。模造紙一面に高校の特徴や先生方の良いところ等を書き込みアイデアをまとめ、最後に文章での表現として、京都翔英高校について説明するレポートを作成しました。

  • 大学の授業で行っているブレインストーミングを紹介
  • テーマから連想される語句を書き込んでいく

大学の授業で行っているブレインストーミングを紹介
テーマから連想される語句を書き込んでいく

7月22日(水)・23日(木)には、仏教学科の箕浦暁雄准教授による「高校生のための人間学:〈したいこと〉と〈すべきこと〉について考える」をテーマとした模擬授業を実施しました。授業では、高校生が進路を決める際に考える「~がしたい」という価値基準とは別に、「~すべきである」「~することを求められている」といった価値基準があるのではないか、といった内容が講師から提起されました。受講生は映像資料や古代インド仏教の物語を題材に学び、「自分がしたいこと」から「自分がなすべきこと」へ発想を転換させることの重要性について考えました。

  • 授業の様子
  • 授業の様子

授業の様子(古代インド仏教の物語より考える)

7月28日(月)・29日(火)には、歴史学科の東舘紹見教授による「平等院はなぜ造られたのか? —歴史を学ぶ面白さを知ろう!—」をテーマに模擬授業を実施しました。授業では、地理的な観点からの宇治という地域の考察からはじまり、平等院を建立した時代の平安貴族のこれまでのイメージと新しい見方等について説明がありました。二日目には、平等院へのフィールドワークを実施しました。当日はあいにくの天気でしたが、受講生は平等院鳳凰堂内部や鳳翔館ミュージアムを拝観しながら、授業で学んだことを実際に見て確かめました。

  • 一日目の授業の様子
  • 平等院でのフィールドワーク

一日目の授業の様子
平等院でのフィールドワーク

7月30日(木)・31日(金)には、社会学科の志藤修史教授による「語りから探る私たちのまち—まちの変化とまちを支える人」をテーマとした模擬授業を実施しました。一日目は、高校の近隣にある明星町を地区ごとにグループに分かれて歩き、その地区の特徴的な風景やものを写真で撮影しました。その後高校に戻り、それぞれが撮影した写真の中から地区の特徴を表しているものを選び、グループごとに発表しました。

  • 明星町を歩く
  • 撮影した写真をもとに発表

明星町を歩く
撮影した写真をもとに発表

二日目には、明星町自治会の方が企画したイベントに参加するため、明星町の集会所を訪問しました。このイベントは、自治会活動の一環として、住民同士の顔が見える関係をつくるため実施されています。受講生は住民の方々にまじり、この日のメインイベントである日本茶の入れ方等を体験しました。その後、住民の方々とテーブルを囲んで交流する時間をもちました。昨日町内を歩いて気づいたことを発表したり、また住民の方に明星町でのくらしについて質問する等、終始和やかな雰囲気の中で「まち」とそこで「くらす」ことの意味を対話を通じて学びました。

  • 住民の方々に発表
  • テーブルに分かれて交流

住民の方々に発表
テーブルに分かれて交流

8月19日(水)・20日(木)には、人文情報学科の上田敏樹准教授による「iPadを使って、みんなの前でプレゼンテーションしてみよう」をテーマとした模擬授業を実施しました。一日目には講師より、これまでの授業から一つテーマを決めて5分間でプレゼンするという課題が与えられました。受講生は5つのグループに分かれて、それぞれの考えを発表しグループの意見をまとめながら、プレゼン用のスライドをiPadを利用して作成することに取り組みました。

  • 授業の様子
  • グループで役割を決めて作業する

授業の様子
グループで役割を決めて作業する

二日目は、一日目同様にグループに分かれ、発表用スライドの仕上げ作業とプレゼンのリハーサルを行いました。授業の後半では、各グループによるプレゼンを行い、発表内容等を相互に評価しました。発表内容がまとまらず時間が余ってしまったグループや緊張してうまく話すことができなかったグループ等ありましたが、受講生それぞれが人に伝えることの面白さと限られた時間の中で物事に取り組むことの難しさを実感しました。

  • 会場の外でプレゼンのリハーサル
  • グループでのプレゼンの様子

会場の外でプレゼンのリハーサル
グループでのプレゼンの様子

さらに特別プログラムとして、プレゼンテーションの授業後に短期大学部仏教科の一般研究室を訪問し、上野牧生助教による「ほんとうにたいせつなこと」をテーマとした模擬授業を実施しました。講師からの「もし今日が人生最後の日であるとしたら何をしてすごしますか」という問いに対して、受講生は各自の回答と他のメンバーの回答を比較しながら、何を大切にしなければならないのかについて考えました。

高校の先生も授業に参加

高校の先生も授業に参加

講座終了後、受講生からは「実際に現地に赴くことや話を聞くことが物事の見方を変えてくれるということを実感した」「プレゼンテーションの授業を受けて、自分の意見を話すことに抵抗が無くなった」といった感想があり、大学での学びを体験することができた有意義な機会となりました。
【高大連携推進室】

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