2015/07/08
2015年6月 御命日勤行・講話 厳修 ならびに
大谷大学奨学生証書授与式 挙行
御命日勤行・講話 厳修
6月26日(金)10時40分より、今月の「親鸞聖人御命日勤行」を本学講堂において厳修しました。勤行は、混声合唱団の「仏教讃歌」で始まり、『正信偈』を学長の導師のもと全員で唱和しました。
次に学生の感話では「日常生活で、あまり考えることなく反射的に行動してしまっている自分がいる。そんな自分であることを念仏を通して気づかせていただいた。また、教えを納得して受け止めるには、その場限りで終わらせるのではなく、継続して考えていくことが大切だと思う。」と話してくれました。また、もう一人の学生からは「私にとって親鸞聖人は、学ぶべき対象となると同時に、教えの繊細さに混乱して悩みの種にもなっている。また、多くの人に出あわせてくださったり、考える機会をくださったり、さまざまな形で影響を与えてくださる存在である。」と話してくれました。
本学の池田佳和教授からは「情報技術イノベーション 今昔物語」と題し、情報技術の革新が現代までどのような道筋をたどってきたのか、どのように私たちの生活や環境が変わっていくのかについてお話いただきました。
講話では「文字の発明を端緒とし、印刷技術や電気通信など次々に情報技術が開発され、トランジスターの発明へとつながった。20世紀後半から電子回路の高性能化により、インターネットやスマートフォンが発明され多くの分野で利用されている。」と考察いただき、最後には「今後、コンピューターの発展により、人の仕事の中で単純作業は機械に置き換えられ、ますます減っていくだろう。これからの時代、若い世代の方々には自分たちの将来に向けて何を勉強し、どんなことに努力していかなければならないのかを、しっかりと考えてもらいたい。」ともお話いただきました。