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2012年度新着一覧

2012/12/26【国際交流/語学学習】

2012年度 第2回留学生文化交流会を開催

2012年12月16日(日)、今年度2回目となる留学生文化交流会を開催し、外国人留学生10名、日本人学生14名、教職員10名の合計34名が参加しました。
この交流会は、本学で学ぶ外国人留学生と日本人学生が、日本の文化を通して互いに異文化理解を深めていくことを目的としています。今回は「大阪ミナミで日本文化を学ぶ」がテーマです。京都と大阪は近いようですが、大阪に行ったことがない参加者もおり、京都と大阪の文化の違いを感じてもらうことも目的の一つです。

京都から大阪に向かうバス車内では、車窓から見える景色などを題材に、本学歴史学科講師の川端泰幸先生による歴史的な背景の解説などがありました。京都と大阪の文化についての解説の中で「大阪は食いだおれの街」で「京都は着だおれの街」という表現があり、初めて聞いたという留学生もいました。
バスを降りて、千日前商店街道具屋筋を歩きました。晴天に恵まれた日曜日ということもあり人出も多く、京都とは違った雰囲気の商店街を散策しました。道具屋筋の中に次の目的「デザインポケット」があります。ここは日本を代表する文化「食品サンプル」を作っている会社です。食品サンプルは、飲食店の店頭などに飾られる料理の模型で、現在はシリコンと塩化ビニールで作ります。今回はタルトのサンプル作りに挑戦しました。クリームの形や、フルーツのデコレーションに苦心しながら完成したタルトは、各人のオリジナリティにあふれており、本物そっくりのサンプルを思わず食べようとする学生もいました。「大阪の食品サンプルの精巧さは職人技だ」と感心する留学生もいました。

  • タルト制作中
  • 出来上がったタルト

タルト制作中
出来上がったタルト

千日前商店街をあとにし、大阪城に向かい天守閣前のレストラン大阪城錦秀にて、「たこ焼き会席」の昼食をとりました。「たこ焼き会席」の魅力は自分でたこ焼きを焼いて食べる点にあります。たこを食する習慣のない留学生も、たこ焼き作りを楽しんでいました。ただ、「たこ焼き会席」は、たこ焼きとごはんだけでなく、てんぷら、焼肉、だし巻き卵にサラダ、うどん、さらにデザートとジュースまでついており、ボリューム満点でまさしく「食いだおれの街・大阪」を味わいました。またベジタリアンの留学生には、たこの代わりにこんにゃくが使用されており、ここにも大阪の「食」へのこだわりがみられました。
広い城内を散策し、川端先生からは、大阪城の辿ってきた歴史や、本学とゆかりのある「蓮如上人の袈裟懸松」などの解説がありました。

  • 大阪城にて川端先生の解説
  • 大阪城前で集合写真
  • うまく焼けるかな

大阪城にて川端先生の解説
大阪城前で集合写真
うまく焼けるかな

大阪城散策のあとは、南御堂(みなみみどう)の名で親しまれる真宗大谷派難波別院へ向かいました。宗祖親鸞聖人750回御遠忌法要に合わせて行われた修復工事後の本堂は、きれいでありながらもこれまでの長い歴史を感じさせるものでした。南御堂についてのDVDを鑑賞して概要を学び、その後に班ごとにワークショップを行いました。
ワークショップではブレスレット型念珠の制作とグループディスカッションを行いました。今回の念珠は、京都の福永念珠舗が、留学生文化交流会のために、大谷大学ロゴマークを入れた親玉を用意してくださったものです。仕上げのひもの結び方が意外に難しく、留学生が日本人学生を手伝う姿も見受けられました。参加者は、自分の手首にあわせて玉の数を調節したりしてそれぞれの念珠が出来上がりました。
そして特別ゲストとして、真宗大谷派大阪教区公式キャラクターである「ブットンくん」(9歳)が登場し、お焼香のレクチャーをしてくれました。誰とでもすぐ仲良くなるのが得意なブットンくんは、握手会や写真撮影にも快く応じてくれました。
一日を振り返るグループディスカッションでは、今回の文化交流会を通して、新しい友達との出会いや、お寺に興味をもったなどの報告がありました。
最後に、出来上がったばかりの念珠を携えて、皆で一緒に南御堂本堂を参拝させていただきました。

  • 念珠作成中
  • 完成した念珠

念珠作成中
完成した念珠

ブットンくんを囲んで

ブットンくんを囲んで

留学生から、今回の交流会はこれまでに比べて日本人学生と話す機会が多かったという感想をいただきました。
これからも留学生と日本人学生が交流する機会をつくっていきます。次回は来年の夏に実施予定です。

【学生支援課/GLOBAL SQUARE】

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