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Home > 読むページ > きょうのことば > 常に当に時の方便を観察すべし。

きょうのことば

きょうのことば - [2010年09月]

常に当に時の方便を観察すべし。

「常に当に時の方便を観察すべし。」
『坐禅三昧経』(『新国訳大蔵経』禅定経典部2 大蔵出版 132頁)

 弘始3(401)年、西域で高名を馳せた鳩摩羅什(くまらじゅう)(350-409)が長安の都に迎えられました。僧叡(そうえい)というお坊さんは、かねてより噂を聞いて、是非とも鳩摩羅什から直接教えを受けたいと考えていました。その鳩摩羅什が中国に、しかも自らがいる長安にやって来たと聞いた僧叡は、すぐさま鳩摩羅什の元に駆けつけて教えを請います。僧叡が求めたのは禅定(仏教の実践)についての教えでした。鳩摩羅什は、僧叡の熱意に促されて、長安に入ってわずか2週間程で『坐禅三昧経』(ざぜんさんまいきょう)を漢訳します。これは、インドや西域の優れた禅師の教えをまとめたものです。標記の言葉はその一節です。

常に、それを為すことが適切な時であるかどうかを観察(確認)するようにしなさい。
 この箇所は、迦才(かさい)『浄土論』や道綽(どうしゃく)『安楽集』にも引用されており、後の仏教の伝統の中でも非常に重視されてきた教えでもあります。

 『坐禅三昧経』では、標記の言葉に続いて、次のような譬えを挙げています。
 牛の乳は、そのまま飲むことができるだけではなく、加工すれば様々な食品にもなる、有用な食材です。ところが、まだ子牛を生んだことがない牛の乳をいくら搾っても牛乳を得ることはできません。その牛から牛乳を得るには適切な「時」ではないからです。その牛から乳を得るためには、子牛を生むまで待たなくてはなりません。
 火は、文明の素とも言われるほどに様々なはたらきをします。ところが、湿った木をいくらこすりあわせても火がおこることはありません。その木から火を得るには適切な「時」ではないからです。その木を使って火をおこそうとするならば、しっかりと乾くまで待たなくてはなりません。

 いずれの行為も、適切な「時」に行われれば、極めて有用です。ところが、「時」を待たずに行っても、徒労に終わるだけですし、そのような行為は滑稽で愚かでもあります。どのような時でも絶対的に正しい行為というものはありません。あることが正しいかそうでないかを決定する要素にはいくつかありますが、その中でも重要なものが「時」です。たとえ素晴らしいことであったとしても、適切な「時」に行われなければ、むしろ愚かな行為となってしまうのです。

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