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きょうのことば

きょうのことば - [2009年10月]

智度は菩薩の母なり 方便は以って父と為す

「智度は菩薩の母なり 方便は以って父と為す」
『維摩詰所説経』「仏道品」(『大正大蔵経』第14巻549頁)

 父親や母親は、私にとってどのような存在でしょうか。私をこの世に生み出してくれた存在であることは言うまでもありません。また、私をここまで育んでくれた存在でもあります。もっとも、普段の生活の中では、そんな根本的なところまでは考える人は多くないかも知れません。生活の費用を稼いできてくれたり食事や洗濯をしてくれたり、或いは困ったときにアドバイスをくれるといった〈便利な存在〉としてしか捉えていないというのが率直なところではないでしょうか。

 しかし、そういう〈便利な存在〉である父親や母親も、私にずっと付き添っていてくれるわけではありません。また、父親も母親も人間ですから、時には間違いを犯すこともあります。場合によっては、〈便利な存在〉だったはずが一転して〈邪魔な存在〉〈負担な存在〉になってしまうこともあります。このように位置づけがコロコロと変わってしまうのは、〈私の都合〉ばかりを求める立場からは避けられないものではないでしょうか。

 『維摩詰所説経』(ゆいまきつしょせつきょう)という経典の中では、維摩詰(ゆいまきつ)という長者が、〈私の都合〉とは違った視点を提供してくれています。文殊菩薩をはじめとして多くの客人を迎え入れた維摩詰の家には、父親や母親をはじめ、大勢いるはずの家人たちが一人もいませんでした。この様子を訝しんだ客人の一人が維摩詰に質問します。それに対する維摩詰の答は標記の言葉で始まります。

さとりを求める者(である私)にとっては、母親とは智度(智慧の完成)であり、父親とは方便(智慧に近づくための働きかけ)なのです。


 これに続いて、「智度と方便とがすべての人々を導く師であり、あらゆるものはここから生じるのです」と述べられます。あらゆる物事をありのままに見ることができるのを「智慧」と呼びます。また、智慧に近づくための働きかけを「方便」と呼びます。維摩詰の家に誰もいなかったのは、さとりを求める者を生み育み導いていくのは智慧と方便に他ならないことを皆に知らせるために、維摩詰が設けた舞台装置だったのです。このように智慧と方便という視点からみていくと、〈私の都合〉とは違った父親像・母親像が浮かんでくるのではないでしょうか。

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