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Home > 読むページ > きょうのことば > 世間は虚仮なり。唯仏のみ是れ真なり。

きょうのことば

きょうのことば - [2003年04月]

世間は虚仮なり。唯仏のみ是れ真なり。

「世間は虚仮なり。唯仏のみ是れ真なり。」
聖 徳 太 子『大日本仏教全書』第112巻P.46

 ここに挙げたのは聖徳太子の有名な言葉です。太子の死後、妃の橘大郎女(おおいらつめ)は太子を偲んで天寿国繍帳(てんじゅこくしゅうちょう)を作りました。この言葉は、大郎女が太子から聞いたものとして繍帳に織り込ませたものです。それは太子の仏教理解の深さを示すものとして、しばしば引用されてきました。
 太子の生きた時代は、日本にとっては大きな激動期でした。太子が14歳の時には蘇我・物部両氏の戦いが起こり、その結果、政治の主導権は蘇我馬子に移りました。やがて推古天皇が即位すると、太子は摂政に任命され、中国をモデルとした新しい国家組織を作ろうと励みました。冠位十二階の制定や、十七条憲法の発布も、その一環として行われたものです。また、仏教に深く帰依し、寺院を建立するなどして、その発展に大きく寄与しました。
 しかし、晩年の太子は政治的活動にほとんど関わることがなくなったといわれています。そのことを歴史家の家永三郎氏は、この時期太子は仏教の理解を深め、政治に対する関心が薄れたのではないかと推測しています。この二つのことは深く関係していると思われます。様々な改革を押し進めるなかで、太子と周囲の人々との間には、常に政策上の衝突が起こっていたのでしょう。自分の方針の正しさを信じて、よい国を作ろうとする努力でも、それはいつでも対立の種になるのが政治の常だと太子は痛感したのでしょう。その経験が太子に「世間は虚仮なり」と言わせたのです。そしてこのような対立は、自己の正当性を主張し、それに執着(しゅうじゃく)することから生まれ、自己への執着が続く限り消滅しないことを、仏教から学び取ったのでしょう。太子は自己執着から解放された世界こそ、仏の真実の世界であることに目覚めたのです。
 すべての対立を超えた理想の国家を作ろうとした太子は、自己への執着からの解放を説く仏教の教えに根ざした政治を行おうとしました。今日、自国の立場を絶対化し、それに反するものをすべて悪とする国家的エゴにもとづいた政策が、世界を不安に陥れています。そのような状況において、太子の仏教理解に学ぶところは多いのではないでしょうか。

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