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Home > 読むページ > きょうのことば > もろもろの仏・世尊は、ただ一大事の因縁をもってのゆえにのみ、世に出現したもう。

きょうのことば

きょうのことば - [2001年02月]

もろもろの仏・世尊は、ただ一大事の因縁をもってのゆえにのみ、世に出現したもう。

「もろもろの仏・世尊は、ただ一大事の因縁をもってのゆえにのみ、世に出現したもう。」
『法 華 経 』

 このことばは、すべての仏(世尊)たちはただ一つの大事をなすためだけにこの世に現れるのだ、ということを述べています。「一大事」とは仏陀のただ一つのなすべき偉大なことで、それは一人一人のすべての人間(衆生)を彼らの能力・気質・境遇などの違いを越えて等しく自らと同じ仏陀にすること、すなわち自らと同じ知見を得させ、覚りに至らせることです。そのためにもろもろの仏はこの世に現れたのだと言うのです。
 現代のような競争社会にあっては、人間のもつ能力や才能が評価され、その結果として地位や名誉や富などが得られることになっています。この傾向は、政治・経済のグローバル化を通して社会が変化して行く中でますます強められているようです。
 たとえば、ひところの「偏差値の重視」に代わるものとして、最近では「個性の重視」が叫ばれています。しかし、その場合でも多くは、子供たちにはそれぞれいろいろな能力や才能が隠されているのだから、それらを見つけだして伸ばしていくことが重要であるとの考え方に基づいています。ですから、いくら評価される能力や才能が多様になったとしても、能力や才能そのものを重視していることに変わりはありません。
 一方で、もっと一人一人をいのちあるものとして尊重しようということで、いわゆる「人間の尊厳性」「いのちの大切さ」「共生」などが言われるようになってきました。この考え方も臓器移植や地球環境・貧困など地球規模の諸問題への対応とともに重要な考え方となってきています。しかし、それに伴っていくつかの問題も見えはじめました。「人間の尊厳性」「いのちの大切さ」が無条件に絶対的なものとして捉えられがちであるため、感情的な想いだけにとどまったり、外見的・形式的になってしまい、その内実が十分に考えられないままに終わっているように思えます。現代の社会が見失い、それゆえに求めているのはまさにその内実なのではないでしょうか。
 このような社会の現状の中で、冒頭のことばは一つの指針を示してくれるでしょう。すべての人に自らと同じ覚りを得させたいとの仏の願いは、一人一人の人間の大切さとその大切さの内実を表明しているのです。仏は自我に執われて生きているわれわれにその現状を気づかせ、そこから解放された真に尊厳ある生き方を提示するとともに、そこにわれわれを導こうとするのです。
 しかし、この世の人たちの能力や気質はさまざまで、その一人一人に仏自らと同じ知見を得させることは大変な事業です。そのためには、それぞれの人たちの能力や気質の違いを熟知し、それらにあった導き方(方便)が必要になります。その際、仏は人々の能力や気質などの違いをそれぞれの個性として受け止めますが、能力そのものを評価しているのではありません。仏の願いはあくまでも一切の人たちが覚りを得て欲しいということで、そのためにはあらゆる手だてを惜しまないということなのです。そして、この深い願いは一切の人たちへの限りない信頼をも示しているのです。
 本学近代化100周年記念のメッセージ「願い、願われ、一大事」もそのことにつながっています。

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