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Home > 読むページ > きょうのことば > 吾人の世に在るや、決して単孤独存するものにあらず、常に外他の人物と相待ちて存立す。

きょうのことば

きょうのことば - [2000年10月]

吾人の世に在るや、決して単孤独存するものにあらず、常に外他の人物と相待ちて存立す。

「吾人の世に在るや、決して単孤独存するものにあらず、常に外他の人物と相待ちて存立す。」
清沢 満之『清沢満之全集』 第6巻9頁

 近年、青少年による凶悪事件が新聞紙上をにぎわせ、その被害者と加害者の関係の近さや犯行動機の不可解さが社会に大きなショックを与えています。孫が祖母を、子が親を危(あや)めるという知らせに、これから人間はどうなっていくのだろうという不安に襲われます。
 そうした事件の背景に、子供たちの心の底にある深い孤独が感じとられます。街の中でも教室の中でも家庭の中でも、子供たちは孤独に心を痛めているのではないでしょうか。
 「誰からも愛されずに、必要とされないという心の痛み、これこそが最もつらいこと、本当の飢えなのです。」と、マザー・テレサは言いました。そしてその飢えは、都会の中にこそあるのだとも言いました。今の日本は、まさにそのような孤独という名の飢えが蔓延(まんえん)しているのではないでしょうか。
 大人は子供に「競争社会に負けない強い人間になりなさい」と教える一方で、「なるべく人に迷惑をかけないように生きなさい」と教えます。人に迷惑をかけないように、しかし人には負けないように生きていく。このことは、ますます子供たちの孤独を助長していくのではないでしょうか。それ以上に、これが実はどちらも人間の傲慢(ごうまん)さを表す教えであることに、大人たちは気づいているでしょうか。
 表題の言葉は、清沢満之のものです。「人間は決して単独孤立して、世に存在するのではありません。必ず他と寄り合いながら生きているのです。」と言います。自分とは、この身体であると言っても内なる精神であると言っても、けっして外他の人物と無関係に、単独に存在し得るものではありません。古い経典には次のような喩(たと)えがあります。三本の葦(あし)の束が、お互いに支え合いながら立っています。その葦の束は、どの一束が欠けても、立っていることが出来ません。三本そろってこそ立っていられるということは同時に、一本が欠ければ倒れてしまうということを意味するのです。
 私たち人間も、これと全く同じであると言えます。外他の人物によって支えられること無しには、決して立っていることが出来ません。外他の人物と支え合って立っているということは、外他の人物を廃したならば、倒れてしまうということを意味するのです。私たち人間にとって外他の人物とは、自分が自分として立っていることそのものを支える存在であるのです。
 自分一人で生きている。これは人間の傲慢以外の何ものでもありません。他人の中に他人と共に、そして何よりも他人を自分として生きているのが実は私なのです。「他人に迷惑をかけない」ことよりも「他人にいかに迷惑をかけながら生きているのか」、そのことを知ることこそが、大人になっていくための大切な教えなのではないでしょうか。他人に迷惑をかけてある生命(いのち)であることをこそ、私たちは大切に伝えていかなくてはならないのでしょう。

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