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Home > 読むページ > きょうのことば > 人間は、生を深く洞察するに応じて、苦悩をも深く洞察する。

きょうのことば

きょうのことば - [2011年05月]

人間は、生を深く洞察するに応じて、苦悩をも深く洞察する。

「人間は、生を深く洞察するに応じて、苦悩をも深く洞察する。」
ニーチェ(『ツァラトゥストラ』下(ちくま学芸文庫 24頁)

 ニーチェ(1844-1900)は、19世紀を代表する思想家の一人です。彼は、ヨーロッパにおいてそれまで支配的であった価値観に、根本的な問いを投げかけた哲学者です。
 21世紀に生きている私たちに、ニーチェのこの言葉は何を語りかけているのでしょうか。

 ひとは、それぞれの経験や知識に基づいて、自分の人生への理解を持ちます。また多くの経験を積み重ねるに従い、少しずつ生きることについての理解も広がっていきます。
 しかし一方で、それまで見なれた景色や当たり前にあった日常が一変するような出来事に襲われることがあります。その時には、自分の常識や考え方が一転し、それまでの生への理解も、限られた、全く不十分なものであることが突きつけられることになります。

 確かに、考えてみると、私たちはどれだけ切実に穏やかな生き方を望んだとしても、そのような生き方が保証されて生まれてきた人はどこにもいません。そうであるならば、生きることを深く見つめるということは、自分の生において出あう予想できない出来事をそのつど見つめ直していくことのように思われます。

 更に、ニーチェは、人間の生のあり方を理解すればするほど、人生における「苦悩」の意義を深く見つめていくことになると言います。「苦悩」とは、肉体的、感性的な「苦痛」とは異なり、世界の不条理などに対する精神的な感情です。それまで自分が持っていた思考の枠組みや前提が根底から揺さぶられる感覚といってよいかもしれません。

 そのような苦悩に出あうと、私たちはどうしてもそこから逃げてしまいたいと感じ、できるだけ早く消し去りたいと考えます。しかし、ニーチェは、人間の生の理解が深まれば深まるほど、苦悩の意義がよく理解できるようになるのだと言います。
 つまり、ニーチェのこの言葉は、私たちに、苦悩から逃げるのではなく、勇気をもって苦悩と向き合い、自分の人生を引き受けていくことが大切であると教えているのです。そのことによって、みずからの生をよく理解し深く生きることにつながるのではないでしょうか。

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