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今という時間

今という時間 - [254]

「芦原(あわら)にて」
浦山 あゆみ(うらやま あゆみ)

 日常から離れたくなり、急遽、芦原温泉へ行くことにした。インターネットで宿だけは押さえ、後は成り行き次第、と腹を括る。到着後、宿で貰った周辺地図を眺めていて、ふと藤野厳九郎記念館の文字が目に止まった。魯迅の著作『藤野先生』のご本人である。
 厳九郎が仙台医学専門学校の教授であったので、私は「仙台の人」と思っていた。芦原での意外な出会いに驚き、早速、そこへ足を運んだ。記念館には遺品だけでなく、旧居が残されており、当時の暮らしぶりがよく解った。床の間には中国の古典『孝経』の掛け軸。それが厳九郎在世中からすでにそこに掛かっていたことに、深い感動を覚えた。
 魯迅が厳九郎を思慕したのは、医師として教師として尊敬していたからだけではない。また厳九郎が魯迅の面倒をよく見てくれたからだけでもない。厳九郎の方もまた魯迅の故郷中国の古典に親しみ、中国の思想・文化に深い敬意と理解を示したからに相違なかろう。掛け軸から当時の二人の交流が読み取れたことに、私は満ち足りた。
 残念なことに、当時の二人とは異なり、今の日中関係は必ずしも順調とは言い難い。溝が埋まらぬまま、両首脳の往来も途絶えている。我々の生活で中国製品が欠かせない物となっているにも拘わらず、その製造元の思想や文化にまで思いをめぐらすことはほとんどない。近くて遠い国になりつつあるように思う。このような時だからこそ、秋の夜長に中国の古典や文学に親しんではいかが?

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