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今という時間

今という時間 - [221]

「異常」
西田 潤一(にしだ じゅんいち)

 科学用語では、ときに「日常に用いられる言葉」が異なった意味で登場することがある。私の専門分野によくでてくる「磁気異常」、「重力異常」に用いられる「異常」もその1つであろう。専門でない人にこの言葉を用いると、そこには何か通常と異なる特別なことが存在するように思う人が時々いる。
 たとえば、重力異常の「異常」とは、地球が凹凸のない一様な回転楕円体であると考えたときのある場所での標準の重力と、実際に測定した値との差を意味する。したがってときにはその差が零の場合も「異常」である。その意味では「残差」とでも言った方が意味は通るのだが。
 幕末から明治にかけて日本にヨーロッパ近代科学が奔流のように入ってきた。それ以前の日本語にはこのような科学的な概念を表す言葉が存在しなかったので、それらの言葉を造語する作業が行われた。この作業においては、原語に発音の似た漢語を当てる音訳や意味を重視した翻訳が行われた。これらの造語は日本の科学への理解・発展に大いに貢献もしたが、一方で誤解をも生じさせた。
 重力異常などに用いられる「異常」は英語では"anomaly"であり、日常思い浮かべる「異常」は "abnormal" である。問題の「異常」はいま述べた2つの言葉の音が似ていることから造語されたのではないかと想像している。
 現在は急速なコンピューターの発展に伴い、新しい言葉が生まれている。今後その分野の言葉の進展にも注目したいところである。

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