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今という時間

今という時間 - [143]

「豊かさの中の貧しさ」
李  青  (り せい)

 夕刻になると保育所へ子供を迎えに行く。時間に追われるときだ。晩ご飯の支度ができず、ファストフードで子供の食欲を満足させることもしばしばである。不本意だが、忙しいときには足を運ばざるをえない。味覚も発達段階の我が子が、人工的なファストフードの味を覚えてしまうと思うと、非常に不安ではある。
 時間を管理する現代社会がファストフードを生み出した。便利で早い、手頃な価格と独特な味付けがたちまちのうちに子供と若者を虜にした。偏食の子供でも、まず嫌いではないだろう。すでに食文化の一部門になったと言える。だが、化学調味料をふんだんに使用した味付けに慣れてしまったら、人間の味覚は偏ってしまわないだろうか。
 学生を引率して訪中したときのことである。学生はファストフードを食べないと不安になる。自由時間は真っ先に足を向ける。店から出てきた彼らの顔は満足げである。本場の中華料理になじめないのは仕方ないとしても、野菜本来の甘さとか肉の味の濃さなど、言っても分からない。要するに味覚が乏しいのである。この傾向はここ数年特に顕著になっている。
 聞けば、味覚の麻痺する味覚障害という病気もあるという。貧しい社会では考えられない病気らしい。人間は富と便利さを追求し、生活は飛躍的に進歩した。豊かになったがゆえに、貧しくなった部分もあるのではなかろうか。

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