ここからサイトの主なメニューです
  • 大学概要
  • 教育情報の公表
  • 入試情報
  • 新着一覧
  • 文学部 (2018年以降入学者)
    • 真宗学科
    • 仏教学科
    • 哲学科
    • 歴史学科
    • 文学科
    • 国際文化学科【2021年度募集停止】
  • 社会学部
    • 現代社会学科
    • コミュニティデザイン学科
  • 教育学部
    • 教育学科
  • 国際学部 (2021年4月新設)
    • 国際文化学科
  • 文学部 (2017年以前入学者)
    • 真宗学科
    • 仏教学科
    • 哲学科
    • 社会学科
    • 歴史学科
    • 文学科
    • 国際文化学科
    • 人文情報学科
    • 教育・心理学科
  • 大学院文学研究科
    • 真宗学専攻
    • 仏教学専攻
    • 哲学専攻
    • 社会学専攻【2019年6月廃止/修士のみ】
    • 仏教文化専攻
    • 国際文化専攻
    • 教育・心理学専攻
  • 短期大学部
    • 仏教科【2019年6月廃止】
    • 幼児教育保育科【2019年度募集停止】
  • 教員一覧
  • 学習支援
  • 地域連携
  • 国際交流/語学学習
  • 就職情報/キャリア支援
  • 学生生活サポート
  • クラブ活動
  • 学術研究
  • 生涯学習講座
  • 高大連携
  • 教員免許状更新講習
  • 校友活動
  • 図書館
  • 博物館

Home > 読むページ > 今という時間 > 語る・聴く・黙す

今という時間

今という時間 - [070]

「語る・聴く・黙す」
大河内 了義(おおこうち りょうぎ)

 あるときスイスはチューリヒでの会議に参加した。テーマは「よい対話とは」だった。「対話」Gesprachというドイツ語が「話す」sprechenに由来するように……と早速盛んな議論が展開されたが、私はまずは聞き役に廻った。発言を求められたが、今一生懸命に聴いていますとのみ答えた。
 しばらくして再び発言をうながされたので、実は私なりにすでに対話に参加しているつもりだ、対話が「よい」対話になるためには、語る人はむろん必要だが、それと同じく聴く人の存在が重要で、それでなくては独語(モノローグ)が飛び交うだけになろう。また語る人と聴く人の役割は相互に交換可能でなければならないだろう、と述べた。
 仏教の窮極の真理は、と問われてついに一言も発しなかった維摩居士(ゆいまこじ)を「維摩の沈黙百雷の如し」と讃えたインドの故事は、沈黙の偉大さ・積極性を証するものであろう。
 幼いときからことばによる自己主張を訓練されている欧米の人たちは、よく、ままよすぎる程に、語るが、聴くことは上手でない。
 逆に、沈黙が消極性を帯びて「口は禍のもと」というような雰囲気に育つ日本語人は、私的なおしゃべりは別 として、公的な場所で責任を伴う自己表現をすることがひどく苦手のようだ。
 語ることのできる人は黙して聴くことを、聴くことのできる人は積極的に語ることを、共に学ぶことによって、はじめて実りある対話が成り立つのではなかろうか。

Home > 読むページ > 今という時間 > 語る・聴く・黙す

PAGE TOPに戻る

ここからサイトの主なメニューです