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今という時間

今という時間 - [005]

「世論」
竺沙 雅章(ちくさ まさあき)

 近ごろ世論を「せろん」という人が少なくない。たしかに国語辞典には、世論の語は「よろん」のほか「せいろん」「せろん」の項にも載せられて、ともに同じ意味だとする。しかし世論は、戦後の漢字制限によって、輿論の代わりに用いられることになったものであるから、「よろん」というのが正しい。意味の上からも、輿論は、衆人の言論の意であって、単なる世上の論とは異なる。これは、人為的な改変が、その読みから意味までも変えてしまうことになる一つの例である。
 ところで中国では、世論はまた公論、物議、物論などともいい、歴代の為政者は民心を得るためにこれを重んじた。ことに政争の激しかった宋代では、官僚は盛んに世論を掲げて政敵を攻撃した。ただ当時の世論というのは、せいぜい都付近にいる士太夫たちの意見にすぎなかった。そこで、11世紀後半、政治改革を断行した有名な王安石は、「人言かえりみるに足らず」としてこれを斥け、保守派官僚から、公論を棄てるものと非難された。しかし彼はその一方で、財政問題を討論するに当たって、市井の庶民を政事堂に召して、彼らに諮問したといわれ、決して世論を軽視したのではなかった。
 現代の社会では、世論の果たす役割は大きく、その調査も頻繁に行われている。しかし「衆人の論」を尽くすのはむずかしく、世論の名の下に正論が圧殺される危険性をもはらんでいる。常に世論の内実を見定める必要があろう。

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