■台湾仏教・文化体験研修(台湾佛光大学・佛光山寺訪問使節団) |
3月3日〜3月9日 |
GLOBAL SQUAREでは、3月3日(火)から3月9日(月)まで、「台湾仏教・文化体験研修」を開催し、仏教学科織田顕祐教授を団長に学生15名が、佛光山寺ならびに本学学術交流協定校である佛光大学・台北市内を訪れました。
この研修は、台湾の仏教・文化に触れることを目的に、本学同窓生の国際仏教教育基金会董事長慈恵法師と、同じく本学同窓生の佛光大学奥村浩基先生の多大なるご協力により、実現したものです。
佛光大学では、翁政義学長の歓迎の言葉に続き、ちょうちんの絵付け、台湾茶のふるまい、京劇鑑賞など、台湾の伝統文化に触れる体験をしました。また、佛光大学学生による歓迎の歌やダンス、日本語を学ぶ学生との日本語の教科書や筆談を取り入れた交流もあり、参加学生からは「英語や中国語などさらに語学力を身につけて、外国の学生ともっと交流できるようになりたい」との声も聞かれました。
佛光山寺では、佛光山開山宗長星雲大師、ならびに慈恵法師とご一緒に、訪問団が会食をする機会を特別に設けていただき、星雲大師の貴重なお話しをうかがうことができました。参加学生の日頃感じている仏教に関する疑問に、星雲大師が丁寧にお答えくださるなど、地域に根ざしている台湾仏教にふれる貴重な機会となり、日本の仏教についてさらに真剣に向き合うきっかけとなったようです。朝のお勤め、精進料理、写経など、佛光山寺でのさまざまな体験を通して、台湾の仏教や人々の価値観にふれる研修となりました。 |
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佛光山開山宗長 星雲大師 |
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国際仏教教育基金会董事長 慈恵法師 |
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佛光山寺にて、慈恵法師を囲んで記念撮影
(中央 慈恵法師、中央右 奥村浩基先生) |
佛光山寺にて写経体験 |
佛光大学にて記念撮影 |
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真宗総合研究所大谷大学史資料室では、阿部小涼氏(琉球大学法文学部准教授)を迎え、「廃墟の中の大学:沖縄戦後・反抗・アクティヴィズム」という講題で公開講演会を行いました。
戦後、アメリカ軍により設置された琉球大学において起こった第一次・第二次「琉大事件」とその顛末を起点とし、大学生たちの反基地運動への関わりから現在進行中の「琉大問題」への取り組みなどを紹介しつつ、世界各地で起こる新しいアクティヴィズムに関連した講演をしていただきました。
大学内外から多くの来聴者に来ていただき、閉会後も盛んに講師を交えて意見交換が行われました。 |
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会場の風景 |
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質問に答える講師 |
■大谷大学教育後援会 勤労学生表彰・奨学金授与式 |
2月19日 |
大谷大学教育後援会勤労学生表彰・奨学金授与式が2月19日(木)午後2時より、尋源講堂にて執り行われました。この奨学金は、大谷大学教育後援会が学生生活支援の一環として、学費や生活費のほとんどを奨学金やアルバイトにより支弁している者で、なおかつ人物、学業共に他の学生の模範となる学生に対して支給される制度です。
今回は5名の学生が表彰され、今川雅照教育後援会会長より「大学生活はもちろんのこと、アルバイトをすることで、社会の中でも人間関係を学び、学業と仕事の両立ができるよう頑張って欲しい」との励ましの言葉が贈られました。 |
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大谷大学教育後援会 今川雅照会長 |
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木越学生部長 |
今年度第2回の留学生文化交流会が開催されました。本学で学ぶ日本人学生と外国人留学生が集い、互いに異文化理解を深めていくことを目的としています。今回は湖西キャンパスセミナーハウスにて、もちつき大会とお正月の遊びを体験しました。
もち米が蒸しあがるまでの間、外国人留学生は凧揚げ、かるた、こま回し、けん玉といったお正月の遊びを日本人学生に教わりながら、交流を深めていました。もちつき大会では、参加した学生・教職員全員が協力し、蒸しあがったもち米を石臼に入れ、杵でつきました。できあがり次第、白味噌仕立ての雑煮、ぜんざい、きな粉、大根おろしなどでいただきました。
つきたてのおもちはおいしく、またもちつき大会をしたいという人や、やっこ凧が揚がらず残念だったので今度は凧揚げ大会をしよう、という留学生の声もあり、楽しい一日となりました。 |
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もちつき大会の様子 |
■全国高等学校駅伝競走大会 本学関係学校を応援 |
12月21日 |
去る12月21日(日)、第20回全国高等学校駅伝競走大会(女子)が京都市内で開催されました。 大会には、本学の関係学校である室蘭大谷高校が2年連続18回目、京都光華高校が初出場で出場しました。大会出場にあたり、下記の通り本学からも激励のメッセージを添え、両校の横断幕を準備して応援しました。 |
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真宗大谷派(東本願寺)による激励会の様子 |
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本学周辺での応援の様子
(京都光華高校の横断幕は光華高校前にて掲出) |
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第2区を力走する京都光華高校の九嶋選手(中央) |
朴熙錫総務部長ら韓国順天青巖大学一行が、本学を訪問されました。一行は学内関係者と歓談後、響流館・3号館を見学されました。
順天青巖大学において、本学同窓生の森田由紀子さん(1999年3月文学部卒業)が活躍されており、今回の訪問に同行されました。 |
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歓談の様子 |
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総合研究室見学の様子 |
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記念撮影 |
中国文学会では、響流館3階マルチメディア演習室にて恒例の学術公開講演会を開催しました。今年度は武田時昌氏(京都大学人文科学研究所教授)をお迎えし、「出土簡帛の新証言—科学と占いのあいだ」と題して講演をしていただきました。
武田先生は、中国の漢時代の墓から出土した画像等を示されたうえで、それら出土資料のおかげで、これまで不明とされてきた文書の意味が明確となり、古代人がかなり天文学に精通していたことを紹介されました。そしてそれらの知識を利用した占術が、現代にも通じるものであることや、古代の健康法など幅広く興味深いお話をしてくださいました。 |
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武田時昌氏 |
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会場の様子 |
■短期大学部文化学科スピーチコンテストを開催 |
12月17日 |
響流館3階メディアホールにてスピーチコンテストを行いました。文化学科では、コミュニケーション能力や日本語運用能力を高めるため、「日本語表現Ⅰ」を必修としています。今回のコンテストはその日頃の成果を内外に披露し、次回の授業へと繋げていくという狙いのもとに行われました。各クラスからスピーチ発表者3名(総数9名)とその学生たちを紹介する学生1名(総数3名)を選び、他の学生と教員は審査員として参加しました。
1位には「祖母との最後の別れ」という題で、病床に伏していた祖母が急変し、駆け付けた時に経験した、祖母と家族との絆の強さ、まさに消えようとしている時に改めて思い知らされた「死」に裏付けられた「生」の輝き、尊さについて語った永岩玲華さんが選ばれました。「勇気をくれた言葉」を語った角川菜摘さんが2位に、「限りある大切なもの」を語った熊谷奈津子さんが3位に、「八百屋に生まれて」を語った萱嶋友希さんが敢闘賞に選ばれました。
いずれのスピーチからも、自己を表現する喜びと同時に、懸命に生きて成長している学生たちの姿がうかがわれました。 |
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スピーチの採点を行う学生 |
■国際文化学科主催ワークショップを開催 |
12月12日 |
響流館3階メディアホールにて、国際文化学科主催ワークショップ「祈りの時間−オリッサの風に触れる−」が開催されました。
今回のイベントは、「芸術表現」の授業などを通じ、東インド・オリッサの文化に興味を持った学生たちの自主的な動きに端を発していたため、運営のほとんどを学生たちがおこないました。
会場では、スライドショーや民族衣装である「サリー」や「ドーティ」の着付け、「ジョティ」という吉祥模様の描画実演により、オリッサの文化が紹介されました。何より圧巻だったのは、学生および今回の講師であるショバ・ラニ・ダシュ先生による古典舞踊「オリッシー」とフォークダンス「サムバルプリ」の上演でした。衣装やメイクも本格的で、わずか3ヶ月程しか練習していないというのが信じられない迫力あるその舞台に、80人の来場者は皆、圧倒されていました。終了後ビックバレーにてチャイの接待もあり、来場者は皆、チャイを飲みながらオリッサの風に触れた余韻を楽しんでいました。 |
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古典舞踊「オリッシー」 |
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フォークダンス「サムバルプリ」 |
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「ジョティ」の描画実演 |
サリーの着付け |
ドーティの着付け |
英文学会は英文関係の教員と文学科英文学コースの学生から成る学会で、今年は1110教室で年次大会が開催されました。
今回は趣向を変えて、第4学年ゼミの代表者2名に卒業論文の中間発表をしていただき、続いて本学の築山修道教授に今年度のイギリス短期英語研修についての報告をしていただきました。
第4学年の森政悠さんによる司会のもと、まず、水野隆臣さんが「J.Dサリンジャーの『ライ麦畑でつかまえて』」をテーマに発表し、続いて廣戸翔平さんが「ジョナサン・スウィフトの『ガリヴァー旅行記』」をテーマに発表されました。それぞれの中間発表の後には、学生たちや教員との間に活発な質疑応答が行われ、最後に卒業論文を書くにあたってのポイントとメッセージが後輩たちに伝えられました。第2〜4学年の多くの学生たちが参加し、有意義な交流の場となりました。 |
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中間発表を行う学生 |
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当日の会場の様子 |
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築山教授 |
■中国仏教協会訪問団張琳副秘書長ら来学 |
12月11日 |
張琳副秘書長、釈常蔵法師ら中国仏教協会一行が、本学を訪問されました。一行は響流館を見学後、木村学長を表敬訪問されました。
中国仏教協会において、本学同窓生であり、現本学中国同窓会副会長の李賀敏氏(2003年3月修士課程修了)が活躍されており、今回の訪問に同行されました。 |
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中国仏教協会張琳副秘書長と木村学長 |
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同窓生の李賀敏氏と木村学長 |
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学長室にて歓談の様子 |
響流館3階のメディアホールにおいて、仏教学会公開講演会が開催されました。今年は立正大学の三友健容教授をお招きして、「有部を巡る諸問題」と題された講演を拝聴しました。三友先生は2002年から2004年のあいだ、真宗総合研究所で客員研究員としておられたこともあって、本学とは深いご縁のある先生です。
今回の講演会では、インドで発展した18部派のひとつである説一切有部を取り上げ、その名前や起源について、従来の定説を覆すような興味深いお話を聞かせていただきました。講演は多くの資料を使用しながら、学部生にも分かりやすいものでした。先生の長年の研究成果の一端を聞いて大きな刺激をいただき、出席した教員・学生ともに、仏教を研究する楽しさを再認識することができました。
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三友健溶氏 |
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当日の会場の様子 |
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大谷大学教育後援会文芸奨励賞の表彰式が、尋源講堂にて行われました。木越学生部長より、優秀賞2名、佳作7名の学生一人ひとりに賞状と文芸奨励金が贈呈されました。その後、木越学生部長より講評をしていただきました。
なお、入賞作品は こちら でご覧ください。
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表彰式の様子 |
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講評を行う木越学生部長 |
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大学報恩講とは、大学の建学のこころを開き明らかにしてくださった親鸞聖人に対する報恩謝徳のために営まれる法要のことです。大学では、親鸞聖人のご命日にあたる11月27日に、親鸞聖人と学寮時代の歴代講師への謝徳法要ならびに本学名誉教授による記念講演会を開催してきました。
学長導師による勤行に引き続き、臼井元成名誉教授により「宗祖親鸞聖人の教えに学ぶ—悲喜交流—」と題する記念講演会が行われました。 |
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学生も出仕した勤行 |
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焼香を行う学生 |
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木村学長 |
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臼井名誉教授 |
■児童文化研究会が笠取小学校で人形劇を上演 |
11月15日 |
笠取小学校(宇治市)で開催されました「平成20年度ふるさと文化のつどい」におきまして、本学の児童文化研究会の学生が人形劇『友だちになろうよ』の上演を行いました。
「ふるさと文化のつどい」は、笠取小学校と学区住民の方々とが中心となって、毎年開催されているイベントで、生徒による劇や音楽発表、地域の方々による大型しかけ絵本や劇の上演、ハーモニカ演奏などが行われており、今回はじめて児童文化研究会がイベントを盛り上げるために招待されました。
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人形劇の最後で自己紹介 |
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笠取小の生徒との記念撮影 |
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■ 江西省雲居山真如禅寺の創建1200年記念式典に出席 |
11月11日 |
中国仏教協会からの招聘により、中国江西省の雲居山真如禅寺の創建1200年記念式典および雲居山国際禅修センター定礎式に木村学長が出席されました。
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中国仏教協会一誠会長と握手を交わす
木村学長 |
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創建1200年記念式典に出席 |
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雲居山国際禅修センター定礎式 |
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■大谷大学
学園祭 「紫明祭」を開催 |
11月7日〜9日 |
今年度の学園祭が「祭人 歌人 踊人(まつりびと うたいびと おどりびと)」をテーマに盛大に催されました。野外特設ステージにて行われたプロアーティストによるコンサートや、課外活動団体等による模擬店・展示発表、大谷大学同窓会ホームカミングデー、全国高校生「人間が大好きです!」表現コンテスト表彰式など、非常に充実した学園祭でした。
結果、3日間で約1万2000人以上もの入場者があり、学内学外を問わず参加いただいた方々から、多くの好評をいただきました。 |
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第5回全国高校生「人間が大好きです!」
表現コンテスト表彰式 |
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第13回大谷大学同窓会
ホームカミングデー |
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模擬店の様子 |
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エコステーション |
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展示教室の様子 |
本学、学術交流協定校である台湾の佛光大学の翁政義学長他4名が木村学長を訪問されました。昨年、締結した学術交流協定に基づき、「学生交流に関する覚書」と2009年3月に本学が実施する「台湾仏教・文化研修研修団の交流に関する覚書」の締結を行いました。
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学生交流に関する覚書調印式 |
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覚書に署名する木村学長と翁学長 |
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覚書を交換する木村学長と翁学長 |
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西洋哲学倫理学会の主催による、秋季記念講演会が開催されました。今回は講師に、慶應義塾大学教授の中川純男氏をお迎えし、「わたしの記憶—アウグスティヌス『告白』より」との講題でお話いただきました。 |
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中川純男氏 |
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熱心に質問する聴講者 |
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今月の親鸞聖人御命日勤行を、本日お勤めしました。毎月の次第と同じく、混声合唱団による仏教讃歌に始まり、『正信偈』を全員で唱和しました。その後、学生2名からの感話では、身近にあった出来事や歎異抄から親鸞の教えに出会っていった経緯を話してくれました。
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感話をする学生 |
その後、哲学科の朴一功教授が『世界市民思想をめぐって』と題した記念講話を行いました。 |
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朴教授 |
朴教授は、学生時代の思い出をお話され、「世界人」とは何か、「世界市民」とは何かということを丁寧に解釈し、「世界人」ソクラテス、「世界市民」ディオゲネスについて学生たちにわかりやすくお話されました。 |
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■ 青原山浄居寺の創建1300年記念式典に出席 |
10月26日 |
中国仏教協会からの招聘により、中国江西省の青原山浄居寺の創建1300年記念式典に学長代理として木越学生部長が出席されました。
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青原山浄居寺住職の釈妙安法師に本学から北京版西蔵大蔵経の扁額を贈呈 |
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創建1300年記念式典に出席 |
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記念シンポジウムでの発表 |
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学内の真宗学専攻の学生・教職員により構成されている、真宗学会主催による学会大会が開催され、記念講演が一般公開により行われました。
はじめに大谷大学教授 藤嶽明信氏が、「本願念仏の一道」と題して講演されました。「よき人に出あい、念仏を申す身となる」という親鸞の歩んだ仏道を、30以上の親鸞の著作を中心とした文を手がかりに、丁寧に発表していただきました。
ついで、大阪大学名誉教授 細川昌志氏が、「逆対応」の論理と「逆超越」−キェルケゴールの『死にいたる病』をめぐって−と題して講演されました。先生は、親鸞の思想とキェルケゴールの思想の接点を指摘されつつ、哲学の視点から、人と神との関係を中心に論じられました。 |
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藤嶽教授 |
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大阪大学名誉教授 細川昌志氏 |
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タマサット大学(タイ、バンコック)のニコラ・ルビル(Nicolas Revire)氏を迎えて、「ドゥヴァラヴァティ仏教美術と図像」(An
Overview of Dvaravati Art & Iconography)と題する公開講演会が開催されました。この講演会は、真宗総合研究所国際仏教研究班と仏教学会との共催で行われたのものです。講演は英語で行われ、ショバ・ラニ・ダシュ非常勤講師が通訳してくださいました。
タイのドゥヴァラヴァティは、玄奘三蔵の『大唐西域記』にも「堕羅鉢底」として登場する文明です。ルビル先生は、スライドによって豊富な実例を提示しながら、ドゥヴァラヴァティ様式の仏教美術が、クメール様式はもとより、遠くインドのグプタ様式や中国唐代の美術、日本の仏教美術とも重要な関連があることを指摘されました。
学外からも多くの方が参加して下さり、閉会の後にも盛んな質疑応答が交わされていました。
また、今回の講演については、大谷大学仏教学科blogでも紹介されています。
http://bukkyo.seesaa.net/article/108520709.html |
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響流館メディアホールを会場として、大谷学会研究発表会が開催されました。発表30分、質疑応答10分という限られた時間内の発表でしたが、前もって用意された資料に基づきながら、4名の本学教員が日頃の研究の一端を発表されました。また、学外からの参加者も多く、活発な質疑応答がなされました。
題目・発表者は次の通りでした。 |
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ツォンカパにおける概念的認識の構造
福田 洋一 教授 |
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〈底〉から〈的〉への交代状況からわかること
渡部 洋 准教授 |
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言語発達における声と意味
矢野 のり子 教授 |
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漢訳〈無量寿経〉の思想構造
−特に三毒五悪段を巡って−
山田 恵文 講師 |
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今年度の大谷大学国文学会大会は、10月18日(土)、尋源講堂で開催されました。
先師法要厳修に続き、本学の石橋義秀教授が、恩師である多屋頼俊氏の業績を紹介しながら『歎異抄』に代表される「法語文学」というジャンルについて説明されました。特に多屋氏が『歎異抄』第7章冒頭の「念仏者は無碍の一道なり」という一文に対して、「者」は漢文でいうところの「助字」であり、「念仏は」と読むべきであると主張し、その意見が今ようやく認められ出したという石橋教授の解説は、現在の国文学と真宗学の研究のあり方を考える上で非常に示唆に富むものでした。
石橋教授が今年度で退職されることもあり、尋源講堂には教員、学生、卒業生、絵解き研究者、同好の方々などが多数参集し、最後まで熱心に聴講されました。
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石橋教授 |
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当日の会場内の様子 |
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大谷大学は、明治34年に現在の大谷大学の前身にあたる≪真宗大学≫を東京巣鴨に移転開校し、近代的な学制を整備した時を近代的な大学の出発としています。それ以来、東京巣鴨での大学開校式を挙行した10月13日を開学記念日としています。
本年も10月13日(月・祝)に開学記念式典と初代学長清沢満之謝徳法要が営まれました。講堂では、学長を導師として勤行が営まれ、大学の出発を祝いました。
その後、記念講演として東京大学名誉教授で国際仏教学大学院大学学長・日本印度学仏教学会 前理事長である木村 清孝氏をお招きし、「いのちの輝き」と題したお話をお聞きしました。
講演では、いのちの語源をひもときながら、「無常のいのち」「永遠のいのち」など、いのちの表現や意味あいについて広くご紹介をいただきました。また「無常のいのちが輝くとき」として、ご自身の体験をとおして、本当のいのちとはいかなるものなのか。どのように考えていけばよいかについてご示唆をいただきました。
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混声合唱団 |
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熱心に語る木村清孝氏 |
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10月12日(日)に、大学周辺の紫明学区の区民大運動会が開催されました。この運動会の運営サポートに本学の児童文化研究会のメンバー5名が参加しました。
紫明学区は町内会も多く、参加者多数のため種目もたくさんあり、運動会の運用に多くの人手が必要なことから、学区の委員の方からボランティア学生の要請があったものです。呼びかけに応じて、児童文化研究会の学生5名が運営のサポートに参加しました。
当日は晴天に恵まれた1日となり、学生たちは朝早くの開会準備から、種目運営の用具準備や、審判などを務め、またボール送り競争に参加して大会を盛り上げました。学生たちの活躍により、地域と大学の交流は大きな成果を挙げることができました。 |
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審判を務める様子 |
大運動会の様子 |
玉入れの数を数えるボランティア学生 |
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■ 課外教育行事−異文化との出会い−インド映画『ボンベイ』上映 |
10月8日 |
10月8日(水)、本学講堂にて課外教育行事−異文化との出会い−として、インド映画『ボンベイ』(−愛・宗教・人間、そして闘い−)が上映されました。
長時間の映画にもかかわらず、本学学生や一般来観の方々など、約200名の方にご参集いただきました。
上映にあたり木越学生部長の挨拶に続き、映画の内容がインドの宗教対立が背景にある社会派のものであるところから、上映に先立ち本学山本和彦准教授がインドの宗教などを説明しました。
上映は好評を博し、有意義な時間を過ごしました。 |
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挨拶を述べる木越学生部長 |
作品の紹介をする山本准教授 |
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大学も後期の授業が始まり平常の活気を取り戻しましたが、今月の親鸞聖人のご命日勤行は授業曜日の関係で24日(水)に行いました。定例の通り、混声合唱団の仏教讃歌に始まり、『正信偈』を全員で唱和しました。その後、学生2名からの感話では、普段の生活の中で感じていることを話していただきました。
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感話をする学生 |
その後、真宗学科の延塚知道教授が『本願とは何か』と題した記念講話を行いました。
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延塚教授 |
延塚先生は、私たちが抱える悩みや苦しみとなる根源は、私たちの外側ではなく内側に存在する問題であることを学生たちにわかり易くお話され、本願は私たちが見ることができない内側を教えてくれる教えであり、本当の自分を教えてくれる教えであると語りかけられました。
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■ 2008年度博物館秋季企画展関連シンポジウムを開催 |
9月13日 |
2008年度博物館秋季企画展 『重要文化財『春記』と紙背聖教—平安貴族の生活と信仰—』開催に際し、9月13日(土)にシンポジウムを開催しました。羽田聡氏(京都国立博物館)「『春記』のさまざまな写本」」、宇都宮啓吾氏(大阪大谷大学)「『春記』の紙背に記された読み方の作法」、頼富本宏氏(種智院大学)「『春記』の紙背に書かれた密教の教え」と題した基調講演をしていただきました。続いて東舘紹見准教授の司会のもと、『春記』の裏面に密教の聖教が書かれているのは何故かという点をめぐり、熱心な討論が繰り広げられました。 |
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■ 教育・心理学科開設イベント
「テレビドラマから学ぶ!カンテーレ学園〜夏期講習会〜」を開催! |
8月29日 |
本学では、小学校・幼稚園教諭の育成(認可申請中)を目的とする 教育・心理学科 を、2009年4月に開設いたします。その開設を記念したイベントを、関西テレビ放送・朝日新聞社広告局の協力(後援:京都府教育委員会・京都市教育委員会)を得て、2008年8月29日(金)、関西テレビ1F「なんでもアリーナ」で開催いたしました。 「カンテーレ学園〜夏期講習会〜」と題した今回のイベントは、TVドラマ「モンスターペアレント」を切り口に、現代の教育現場・教育問題を考えることをテーマに、毛利アナウンサーが司会を勤め3部構成で実施されました。
○テレビドラマ裏話 『火曜22時ドラマ「モンスターペアレント」の舞台裏』 |
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吉條英希 氏(『モンスターペアレント』プロデューサー) |
○1時間目 シンポジウム『モンスターペアレントとは?原因と解決法を徹底討論』
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岩渕信明(本学准教授)
大出公二 氏(朝日新聞社教育班キャップ『ルポ学校』担当)
吉條英希 氏(『モンスターペアレント』プロデューサー) |
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岩渕信明(本学准教授) |
また当日、本学児童文化研究会が、なんでもアリーナ横「扇町キッズパーク アトリウム」において、一般来場のこどもたちを対象に、「友達になろうよ」「いいものなぁに」の2本の人形劇を公演し、イベントの成功に協力してくれました。
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■ 鴨沂高等学校・東山高等学校と高大連携事業に関する協定を締結 |
8月27日 |
8月27日(水)、本学は鴨沂高等学校・東山高等学校と高等学校教育と 大学教育との密接な連携を目指して、高大連携事業に関する協定の締結を行いました。
本学では、これまでも長きにわたり交流を深めてきた高等学校と、さらにその連携を 深めることができる場合について協定締結を行ってきました。今回の鴨沂・東山両校とも、
これまでの良き関係を前提に、それぞれの教育資源を活用して連携し、 生徒・学生を「教える」とともに「育てる」ことに協力していくことを確認いたしました。 |
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木村大谷大学長(左)と桶谷鴨沂高等学校長(右) |
木村大谷大学長(左)と奥田東山高等学校長(右) |
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大谷大学の公募制推薦入試には、A方式として小論文型入試が行われていますが、小論文の学習方法や回答の作成方法が分からないなどの声をよく聞きます。
このような疑問に応え、小論文の作成指導をする対策講座が開講されました。大学が課題文型の小論文入試を行う意図や回答に際して注意する点などの講義を行った後、実際に過去に使用された課題文を用いて実際に小論文を作成してもらい、個別指導を行いました。九州、北海道など遠隔地からの参加者も含め、両日とも40名を超える受講生を迎え、熱気にあふれた講座となりました。参加者は、それぞれに小論文試験に対するヒントを得ることができたようです。 |
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大学院奨学生証書授与式が尋源講堂にて執り行われました。今回は、大谷大学大学院育英奨学生 博士後期課程9名・修士課程25名、大谷大学大学院博士後期課程外国人特別奨学生2名、大谷大学大学院外国人奨学生2名の奨学生に証書が授与されました。証書授与の際には、木村学長より、「今回の奨学金をこれからの学問の研鑚に役立てて欲しい」と激励の言葉が贈られました。 |
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例年、真宗大谷派(東本願寺)の学事行事である安居(あんご)が本学で行われている期間、安居の講師をお招きして開催する『暁天講座』が本年も開催されました。
早朝6時半からの講座でしたが、近隣住民の方々をはじめ、毎年欠かさず参加されている方々など、連日約300名の聴衆にご参集いただきました。7/23(水)は、小谷信千代教授が「聞熏習について」、7/24(木)は木場明志教授が「浄土真宗の「真」の意味をたずねて」、7/25(金)は本学名誉教授の鍵主良敬先生が「法蔵菩薩のなのり」と題してお話くださいました。 |
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開講の挨拶をする木村学長 |
会場風景 |
なお、講演終了後は、学内食堂で朝粥の接待が行われ、一日の初めを気持ちよく過ごしていただきました。
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石間奨学金証書授与式が尋源講堂にて執り行われ、奨学生3名に証書と記念品が贈られました。石間奨学金は、大谷大学の理念に賛同された石間氏の寄付金を財源としており、昨年度から始まったものです。
創設者である石間氏より奨学生に向けて「今回の受賞を契機として、ひとりの人でもよいから、困っている人を助けてください」と言葉がかけられました。 |
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石間氏より記念品を授与 |
証書授与式にて |
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宗教学会の主催により、元大谷大学教授であり、世界的な仏教学者であった鈴木大拙博士を記念する公開講演会が開催されました。
今回は講師に、宗教学会前会長で、大谷大学でも今春まで教鞭をおとりいただきました長谷正當先生(宗教学・宗教哲学)をお迎えし、「空のイマージュ化と無限の因果—浄土の荘厳をめぐって—」との講題でお話いただきました。 |
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熱心に語る長谷講師 |
尋源講堂での講演風景 |
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今年度第1回の留学生文化交流会が開催されました。本学で学ぶ日本人学生と外国人留学生が集い、互いに異文化理解を深めていくことを目的としていますが、今回は京都絞り工芸館にて京鹿の子絞りを体験しました。 |
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京鹿の子体験の様子 |
できあがった作品を手に記念撮影 |
参加した留学生や学生、教職員一同は専用の絞り台を用いて、指導員の説明を聞きながら、傘巻き絞りなどの技法で模様表現をし、シルクのハンカチ作りに取り組みました。昼食の後、紫式部邸宅遺跡といわれている廬山寺を参拝しました。廬山寺にて、木場明志教授から「紫式部の居宅」についての解説をしていただきました。 |
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廬山寺 |
木場先生の解説の様子 |
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■ オリジナルブックカバー 学生作品コンテント優秀作品を発表 |
7月4日 |
本学図書館では、所蔵する書籍を大切に扱ってほしいとの思いから、オリジナルブックカバーの制作を企画しました。ブックカバーは、文庫サイズと新書サイズに対応するように工夫されています。また、人文情報学科松川ゼミでは、「人文情報学演習」の授業でオリジナルのブックカバーをデザインした作品コンテストが行われ、優秀作品3点が選出されました。
今回選出された優秀作品は、大学オリジナルブックカバーと同様に、大学ホームページからプリントアウトすることができます。是非ご利用ください。
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7月1日午後から、文藝学会主催の公開講演会が開催されました。今回は最初に、本学の國中治教授が「『四季』最後の詩人−杉山平一」と題して講演を行いました。現在93歳でご存命の杉山平一氏の『四季』に掲載された詩を中心に、技法や表現について解説されました。また、戦争を経験した杉山氏の戦争詩の作品を紹介し、戦争詩と杉山氏の関わりをご講演されました。 |
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國中 治教授 |
次に学外からお招きした、大阪大谷大学教授の森博行先生から「邵雍の「洗竹」詩をめぐって」と題したお話をお聞きしました。ご講演では、邵雍の「洗竹」詩の解説をしていただき、邵雍と白居易の関係を通して、邵雍が「洗竹」詩を作った経緯についてお話してくださいました。 |
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大阪大谷大学教授 森 博行氏 |
会場の風景 |
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今月の親鸞聖人御命日勤行を、本日お勤めしました。毎月の次第と同じく、混声合唱団による仏教讃歌と堂内聴衆による勤行の後、学生2名が感話をしました。感話では、入学後の学びやエピソードを通して寺に生まれた意味を考えるようになったことや、周囲に惑わされることなく大学で何を学ぶのかが大事であると話してくれました。 |
続いて本学の並木教授が『ルソーの「歩み」−旅・散歩・自然−』と題する講話を行ないました。講話では、ルソーの自伝を通じて「私が学びたいと思ったときは自分自身を知りたいためで、人に教えるためではなかった。大勢の人たちの哲学は他人のためのものであるが、私には自分のための哲学が必要だ」などその思想についてお話しくださいました。 |
また、式典終了後には、大谷大学育英奨学生に採用された文学部・短期大学部50名の学生に証書授与式が行われました。証書授与の際には、木村学長より「人間の探究という大谷大学建学の理念を忘れずに学習・研究に益々精進してほしい」との奨学金に込められた本学の願いと激励のメッセージが贈られました。 |
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学術交流協定校の東北師範大学(中国 長春)より、孟慶凱美術学院副院長・教授と王鉄軍美術学院教授委員会主任・教授の2名が来日され、大学関係者と歓談されました。東北師範大学美術学院王可剛氏が描かれた掛け軸が記念品として贈呈されました。
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■「日本建築史」(株式会社金剛組 2008年度 寄付講座)開講のお知らせ |
大谷大学では、教育研究の発展・充実に資することを目的に、学外の法人、個人及びその他学外機関からの寄付をもとに開講する授業=「寄付講座」を開設しています。
寺社建築や文化財保存修理工事などに長い伝統と経験を持つ株式会社金剛組(本社・大阪本店 大阪市天王寺区)から寄付講座開設のための寄付金の申し込みを受け、寺社建築の歴史を専門としている本学の櫻井俊雄客員教授(工学博士)が担当し、2007年度後期より「日本建築史」の授業を開講しています。
2008年度の後期については、「古代・中世・近世の社寺建築の形式を知り、その意匠・構造から日本古来の建築技術・デザインの特徴を知る。また寺院建築がもたらした外来の建築技術やデザインの知識を深め、その後の展開を知る」ことを目標に開講されます。
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<2007年度「日本建築史」の授業風景> |
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2008年5月23日(金)2004年3月に本学で博士号を取得され、母国スリランカに帰国されたガルシンハ
ウディタ氏が本学を訪問されました。 同氏は、5月24日に鶴見大学(横浜市)で開催されたパーリ学会仏教文化学会参加のために成田空港に到着されましたが、懐かしい母校の恩師や友人たちと再会したいという熱い思いから、わざわざ日程を調整して大学を訪問されました。木村学長との面談では、大学時代の懐かしい話やスリランカを襲った大津波での辛い体験談、また現在同氏がSenior
Lecturerとして活躍されているケラニア大学パーリ語・仏教学部と大谷大学との学術交流の可能性など、話題は過去から未来にまでおよび、時の経つのも忘れるひとときとなりました。 |
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中央がガルシンハ ウディタ氏、向かって左は大学時代の研究仲間、清水洋平氏 |
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今年度の親鸞聖人御生誕会が営まれました。親鸞聖人の御誕生は6月1日と伝えられていますが、本年は日曜日にあたり、前日に営まれたものです。講堂をほぼ埋め尽くした学生達と一緒に『正信偈』を唱えて親鸞聖人のご誕生をお祝いしたあと、山形大学教授の松尾剛次氏が『親鸞聖人と叡尊−戒律をめぐる二つのベクトル』と題する記念講演を行なっていただきました。 |
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挨拶をされる木村学長 |
松尾教授は、同時代でありながら対極的生活を送ったと考えられる親鸞聖人と叡尊に着目し、その二人が見たであろう当時の仏教界の様相を解き明かしてくださり、親鸞聖人の信仰の根拠となったものを指し示してくださいました。 |
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講演をされる松尾教授 |
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熱心に記念講演を聴く聴衆 |
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毎月定例の親鸞聖人の御命日が勤められました。全員で「正信偈」を唱和したあと、2名の学生が感話をしました。私と親鸞聖人の関係について習慣の中で感謝の気持ちを持つことや、評価を気にする自分を省みることなどを話してくれました。 |
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感話をする学生 |
次いで本学の中森教授が『私のスポーツ(身体活動)への信頼履歴』と題する講話を行ないました。ご自分の成育歴からスポーツに取り組むに至った経緯をお話し下さり、先生の考えるスポーツはどのようなものであるのか、簡単なゲームを交えて聴衆が体感できるようにお話しくださいました。 |
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中森教授 |
ゲームをする聴衆 |
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講堂に一杯の聴衆が集まり、大谷学会の主催による春季公開講演会が開催されました。最初に本学の安冨教授が『浄土の眷属−「王舎城の悲劇」に照らし返されるもの−』と題して講演されました。『観無量寿経』に説かれる阿闍世王の悲劇を述べ、親鸞はこの物語をどのように理解したのか、を詳細に述べ、人間世界のエゴイズムの悲劇から学ぶべきものについて解説されました。 |
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安冨教授 |
次いで京都大学霊長類研究所所長の松沢哲郎氏が『チンパンジーから見た世界』と題して講演されました。松沢氏はチンパンジーと人間を比較することで、人間の心や親子関係や教育の文化の起源について触れ、我々が考えなければいけないことを指摘されました。 |
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松沢氏 |
それぞれの講演の後には熱心な聴衆から質問が出されるなど、講演会は盛会のうちに幕を降ろしました。 |
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会場を埋めた聴衆 |
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この日、真宗学の延塚教授に博士(文学)号が授与されました。延塚教授は『浄土論註』の思想
究明—親鸞の視点から—と題する論文を提出され、審査を受けておられましたが、先ごろ審査に合格され、本日学長室において、称号記の授与式が行なわれたものです。 |
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学長より称号記を授与される延塚教授 |
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毎月28日に親鸞聖人の御命日をお勤めしますが、今月は授業曜日の関係で本日取り行われました。最初に合唱団の賛歌で始まり、ついで学長を導師として全員で勤行しました。 |
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合唱団 |
全員での勤行 |
その後学生2名が感話をしました。寺に生まれて、親鸞聖人の教えに親しんできたように考えていたが、大学に入って改めて親鸞聖人の教えに触れて感じたことなどを話してくれました。 |
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感話をする学生 |
その後、本学の中桐教授が「フロー理論からみたスポーツの楽しさ」と題する記念講話を行ないました。「自分の興味を持ったことにチャレンジをしてみよう」と4月の講和らしく新入生にアピールをする内容の話をしてくださいました。 |
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中桐教授 |
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この日、中国浙江省にある普陀山佛教協会の智宗副秘書長、門粛普陀山佛学院副院長ら一行が本学を訪問されました。普陀山佛学院は、仏教教育学院を設置し、大谷大学とも交流をしたいとの意向を持ち本学を訪問されたものです。普陀山佛学院は、門粛副院長がかつて本学の留学研究生であったことや、昨年5月木村学長が訪問されて特別講義を行ったことがあるなど本学にとってもご縁のあるところです。一行は、本学の施設を見学の後、大学関係者と歓談されました。また、翌日は東本願寺を訪問される予定です。 |
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木村学長に記念品を手渡す智宗副秘書長 |
普陀山佛教協会の一行と本学関係者 |
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木村学長と門粛副学院長 |
知進守退碑前にて記念撮影 |
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■ エトヴェシ・ロラーンド大学学長ら来校 |
4月16日 |
かねてより学術交流協定を締結しているエトヴェシ・ロラーンド大学より、フデツ学長、ハマル東アジア研究所長、
山地日本研究専攻主任の3名が大学を訪問されました。
木村学長と面談されたフデツ学長らは、大学間交流協定に基づき、日本・EU学術交流により運用される国際コンソーシアム・プログラムに共同して応募することを合意しました。
このプログラムは、ドイツのハンブルグ大学、フランスの国立高等研究院とともに、日本の国際仏教学大学院大学5校で構成され、「仏教学に関する共通の教材開発」をおこなうとともに、
研究者・学生・スタッフ(職員)の交換・交流、大学院修士課程の単位互換を実施することをめざすものです。 |
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木村学長とフデツ学長 |
両校の関係者 |
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