2014/07/16
2014年6月 御命日勤行・講話 厳修 ならびに
大谷大学奨学生証書授与式 挙行
御命日勤行・講話 厳修
6月27日(金)10時40分より、今月の「親鸞聖人御命日勤行」を本学講堂において厳修しました。勤行は、混声合唱団の「仏教讃歌」で始まり、『正信偈』を学長の導師のもと全員で唱和しました。
次に学生の感話では「大学での学びや得度をすることで僧侶としての自覚を持つことができたが、普段の生活の中でその自覚を忘れてしまう。この御命日勤行を通して、改めて自分がどう生きていくかという問いをもつことができ、これからも自己を問い続けていきたい」と話してくれました。また、もう一人の学生からは「これまで自分の言葉で述べることを苦手としてきたが、感話をすることが自分を見つめる機会になるのでしっかりと向き合いたいと思った。教えを聞き、学び、自分を見つめることが真宗を学ぶことであり、ただ知識として知るのではなく、その教えを素直に受け止めて聞くことが大切だと思う」と話してくれました。
続いて、本学の渡辺啓真教授からは、「アローン・トゥゲザーということ-情報倫理の手前で-」と題する講話がなされました。講話では知的所有権・プライバシー・ネット犯罪など情報倫理の問題にふれ、「個人情報やプライバシーを通して、自分とは何か、人間とは何か」ということについてお話いただきました。携帯電話やSNSなどのテクノロジーによって他者との繋がることができる情報化社会において「私たちはその技術を使う主体であり、同時に被験者であり、技術との付き合い方が問われてきているのではないか」とご教示いただきました。