2013/07/19【教育・心理学科】
「大学院生のおおたにキッズキャンパス
博物館にいってみよう!」を開催
本日、教職支援センターが主催する「大学院生のおおたにキッズキャンパス 博物館にいってみよう!」が大谷大学博物館を会場に開催されました。
本学近隣の紫明小学校から44名、そして楽只小学校から17名の小学生たちが博物館に来館してくれました。小学校では、ちょうど伊能図について習ったところだそうで、持参した教科書の伊能図と見比べながら、実物の大きさや精巧さに驚いていました。
今回の「おおたにキッズキャンパス」では、今年度開設された大学院教育・心理学専攻の3名が、「大日本沿海輿地全図」を中心に、各自が担当する場所で熱心に説明していました。
小学生は、現在の日本地図帳と比較しながら、大阪湾や巨椋池等が埋め立てられ、どのように変化したのかを確認しながら、地図に見入っていました。
無事に終えた院生3名から、以下のコメントをもらいました。
牛田智志さん:
伊能忠敬の地図をみたあとに、日本古図を紹介する担当でした。伊能図に比べて日本古図の精度が低いため、小学生たちは伊能図のすごさにとても驚き、たくさんの発見があったようです。そんな表情をみることができて、とても楽しかったです。
多賀順平さん:
自分の担当したところは、説明が難しく、勉強不足だと感じました。実際に体を使って地図の測量方法などを紹介したので、表現のしかたが今一つでしたが、楽しかったし、やりがいがありました。
北澤光祐さん:
今回は近畿地方の伊能図を紹介したので、小学生たちも自分たちが住む場所ということもあって、とても賑やかに見ていました。自分自身も知っていることを伝えられ、またそれに期待どおりの反応をしてくれたのが嬉しかったです。
院生たちは、今回の企画を通じて、「教える」つもりが「教わる」ことになったようです。言葉にして自分の考えを小学生に伝えることの難しさを知ったが、その反面楽しさも感じたとのことです。
今回、ご来館いただいた紫明小学校、楽只小学校のみなさん、ありがとうございました。今後もこのように、近隣の方々との地域交流を通して、それがお互いの学びの発展につながっていくよう、新たな企画を考えていきたいと思っています。
【教職支援センター】