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2013年度新着一覧

2013/05/23【学術研究】

2013年度 大谷学会 春季公開講演会

標記の公開講演会を下記の通り開催しますので、多数ご出席くださいますようご案内します。

【大谷学会】

一般来聴歓迎・事前申込不要・入場無料

2013年度大谷学会春季公開講演会 詳細

日時 5月23日(木)13:00~16:10(開場12:30)【予定】
会場 大谷大学 講堂
テーマ 決断と行動

ドラマを始める—ヘーゲルの観たハムレット— 
  講師 大谷大学教授 門脇 健 氏

講演概要

G.W.F.ヘーゲルはその代表作『精神現象学』でアンティゴネーとハムレットという二人の悲劇の主人公に注目しました。二人とも「弔い」をテーマとするのですが、行動においてアンティゴネーは果敢であり、ぐずぐず悩むハムレットとは正反対です。そのハムレットがどのようにして行動を開始するのかをヘーゲルとともに考えます。

講師紹介

専攻は宗教学、宗教哲学。京都大学大学院文学研究科宗教学専攻博士後期課程満期退学。1991年より大谷大学哲学科教員。真宗大谷派僧侶。人が死ぬとお葬式という儀式をしないと落ち着かない、悲しいことがあると悲しい歌を何度も繰り返す、映画という光の影を見ながら興奮する、などのような人間独特の行為を、ヘーゲルやフロイト、ラカンの知見をかりて解明することを目下の課題としている。著書に『揺れ動く死と生』晃洋書房(編著)、「トーテムとタブー」(『岩波版フロイト全集第12巻』翻訳)、「ヘーゲルと読むハムレット」(論文)、「非論理の論理」(論文)などがある。

「正義」の仮面に隠された怒りと羨望
  講師 精神科医 片田  珠美 氏

講演概要

「正義」を振りかざして「悪」をたたく人が増えています。インターネットの普及によって匿名で攻撃できるようになったことが拍車をかけているようです。「正義」の仮面の陰には、他人の幸福が我慢できない怒り、つまり羨望が潜んでいることが多いのです。私たちを決断や行動に駆りたてる怒りと羨望について分析します。

講師紹介

専門は精神医学、精神分析。大阪大学医学部卒業。京都大学大学院人間・環境学研究科博士課程修了。人間・環境学博士(京都大学)。仏政府給費留学生としてパリ第八大学でラカン派の精神分析を学ぶ。臨床に携わる精神科医として、さまざまな社会問題の本質を解明する手法や具体的な処方に多くの示唆を与えている。現在、京都大学非常勤講師。主な著書に『無差別殺人の精神分析』新潮選書、『一億総ガキ社会—「成熟拒否」という病』光文社新書、『一億総うつ社会』ちくま新書、『正義という名の凶器』ベスト新書などがある。

タイムスケジュール

13:00 開会の辞
13:10 講演 ドラマを始める—ヘーゲルの観たハムレット—   
                  講師 大谷大学教授 門脇 健 氏 
14:10 質疑応答
14:30 休憩
14:40 講演 「正義」の仮面に隠された怒りと羨望   
                  講師 精神科医 片田 珠美 氏
15:40 質疑応答
16:00 閉会の辞
16:10 終了【予定】

教育研究支援課
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