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2011年度新着一覧

2011/07/12【人権センター】

2011年度第1回“人権問題を共に考えよう”全学学習会を開催

ビデオ上映の様子

7月6日(水)の2011年度第1回“人権問題を共に考えよう”全学学習会においては、人権啓発推進ビデオの上映を行いました。この20年あまりの間に変化してきた部落史観を反映した『部落の歴史(中世~江戸時代)~差別の源流を探る~』と『部落の歴史(明治~現代) ~近代化が存続させた差別~』の二本を上映しました。当日は悪天候にも拘らず、255名の来場がありました。

ビデオは多くの研究者の意見を参考にしながら、日本の身分制度が中世にその源流をもつことを示し、被差別民を特別な技術を要する専門職(芸能から医療に至るまで)につき、社会のなかで独特な役割を担っていた人々として捉え直すことで、従来の部落史像をぬりかえています。同時に、ビデオは、戦後の同和対策事業を経た現在でも、経済の停滞と競争の激化が人々をより保守的にし、その結果として過去のものとなった筈の差別意識が時に甦ることもあること(就職・結婚に関する身元調査はその一例です)を伝えていました。部落差別問題について考えることは社会システムに付随する、形をかえて存続するさまざまな差別について考えることを促してくれます。

この度の上映会が、参加者の皆さまにとって新しい観点から部落史を見直し、また差別についての考えをさらに深めるきっかけになることを願っています。

【人権センター】

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