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2010年度新着一覧

2010/10/29【学術研究】

2010年度 大谷学会研究発表会を開催

2010年度の大谷学会研究発表会が10月21日、メディアホールにて開催されました。

大谷学会は本学に所属する全ての教職員・学生で組織されている学会で、毎年秋に研究発表会を行っています。発表30分・質疑応答10分の限られた時間の中で、今回は4名の先生がそれぞれの研究の成果を発表されました。

講師 浦山あゆみ准教授
講題 蘭茂本『韻略易通』考

浦山あゆみ准教授

最初に浦山あゆみ准教授が「蘭茂本『韻略易通』考」という題で発表されました。
中国の明代に蘭茂が書いた『韻略易通』という書物の中国近世音韻史において占める特異性と意義について説明し、次に蘭茂本『韻略易通』の諸テクストを整理されました。そしてテクスト間にみられる文字の異同から、テクストの伝播ルートおよび当時の方言との関係についての可能性を示されました。


 講師  平野寿則准教授
講題 近世京都と東本願寺の造営

平野寿則准教授

次に平野寿則准教授が「近世京都と東本願寺の造営」という題で発表されました。 中・近世移行期における京都の変容を説明し、次に慶長期の東本願寺の造営が、京都の景観の変遷と如何に関連しているかを、「洛中洛外図」「古地図」の絵画資料から説明されました。また東本願寺寺内の形成に言及し、京都の発展が同時に民衆の都市としての京都の始まりであったことが示されました。

        講師         志藤修史准教授
講題 中山間地における生活問題と地域福祉-奈良県川上村を中心に

志藤修史准教授

志藤修史准教授は「中山間地における生活問題と地域福祉-奈良県川上村を中心に」という題で発表されました。  
奈良県川上村という典型的な「中山間地」を対象に調査を行ない、そこから得られた詳細なデータをレジュメおよびパワーポイントを用いて発表されました。稲作も行なえないような急峻な地域で営まれている村の暮らしの現状と福祉のあり方が過去50年間の変遷を踏まえ通時的に明らかにされました。


  講師   谷眞理教授
講題 大谷大学の人権教育に関する私論

谷眞理教授

谷眞理教授は「大谷大学の人権教育に関する私論」という題で発表されました。
仏教者としての立場に立脚し、大谷大学という釈尊、親鸞の理念に基づいて創立された教育研究機関における人権問題、その「主体と目的」、「視座と精神」、そして大谷大学の人権教育の願いについて「私論」を(「慚愧」や「無慚無愧」といった教えを起点に据え)系統立てて報告・発表されました。

【大谷学会】

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