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2010/10/12【学術研究】

平成22年度 大谷大学国文学会講演会を開催

秋晴れとなった10月2日(土)、大谷大学尋源講堂において大谷大学国文学会が開催されました。先師法要厳修に続き、今年度は奈良大学より永井一彰教授をお招きし、「板木は語る」という題でご講演いただきました。

永井一彰奈良大学教授

永井一彰奈良大学教授


永井教授は、本学所蔵の板木の現物や『出雲物語』『山家集抄』などの板木の写真をもとに、商業用板木の歴史や、板木からどのような情報を読み取ることが可能かについて述べられました。また、板木に於ける「入木」と呼ばれる手法によって様々な効率化が図られたこと、しかも漢文の返り点(縦横2mm×2mmという極小サイズ)が全て入木処理されているという驚愕すべき実例や浮世絵に於ける刷りの回数の多さなどを挙げられ、当時の印刷技術の高さについて、教授ご自身の推考を加えた上で非常にわかりやすく解説をして下さり、聴衆は熱心に耳を傾けていました。
【国文学会】

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