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2010年度新着一覧

2010/07/03

人文情報学科 iPadを利用した教育プログラムの構築を発表

記者会見の様子

人文情報学科では、2011年4月に高性能なモバイル情報端末であるiPadを新入生および全在学生に無償配布し、新たな教育プログラムを構築することを7月2日(金)の報道機関対象の説明会で発表しました。

会場に出席した門脇文学部長は、昨今、劇的に変化する情報技術の進化は、教育・研究においても過去から現代、そして未来社会へと進化をとげるターニングポイントに立っており、今回の発表に至ったと説明しました。

記者会見の様子

引き続き、人文情報学科・池田教授(写真・左)と本学情報教育アドバイザー伴先生(写真・右)からは、学科カリキュラムへのiPadの導入経過と、2011年度から取り組む教育プログラム構築について、iPadの実演を交えながら以下の通り説明がなされました。

iPadの導入経過については、
(1)携帯性が良く、立ち上がりが速く、優れたユーザーインターフェイスを有していること
(2)性能価格比が良いこと
(3)豊富なアプリケーションとコンテンツが既存または開発中であること
(4)これまでのモバイル情報端末に比べ、幅広い年齢層に受け入れられる兆候があること
以上を重要なファクターとして協議・検討されたことが挙げられます。

このような状況から、人文情報学科では、将来、学生たちがコンテンツビルダーとして、クリエイターとして、ITの高度運用ができるエンドユーザーとして社会で活躍することを目的に、2011年度から教育プログラムの刷新を行っていくことを決定しました。

現段階では、大学に登校することで楽しみながら勉学できる環境を整備することを念頭に、「教材テキストの電子書籍化」「これまで各ゼミで取り組んできた成果物のモバイル化」を推進するとともに、「ツイッターなどの双方向コミュニケーション機能を生かした授業時における質疑応答やディベート」「出席自動記録」などの学習サポート機能を開発など想定されていることが報告され、報道機関対象の説明会を終了しました。

また、2011年4月からの実施に向けて、今後、教職員・学生による「iPadの教育利用についての研究プロジェクト」を立ち上げ、予定されているプログラムの準備だけでなく、幅広い活用方法や可能性について研究を進めることが予定されています。

本学の、真宗総合研究所チベット文献研究班で1990年代より開発を続けてきたチベット語フォントとキー配列をセットにした『Tibetan Language Kit』が、米国アップル本社のOS Frameworks Software Engineeringグループとの共同開発により、2007年10月にアップル社のオペレーティング・システム「Mac OS X v10.5 Leopard」に標準装備のチベット語環境として正式に搭載されました。これによってチベット語を使うすべての人々に、日本語や英語と同じようなチベット語環境を提供することができました。

この研究プロジェクトは、1988年にブータン政府の援助のもとに行われていた開発プロジェクトを、世界的にも有数のチベット仏教文献を所蔵する大谷大学が引き継ぎ、世界で唯一のOSレベルのチベット語環境をすべての利用者に提供する目的で1990年代より進められてきた研究プロジェクトの研究成果です。

真宗綜合研究所チベット文献研究班の『Otani Unicode Tibetan Language Kit Project(OUTLK Project)』は、現在もアップル本社の開発部門と協力しながら、アップデートと研究開発を続けています。

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