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2009年度新着一覧

2009/09/07【博物館】

博物館2009年度秋季企画展 「南條文雄と近代仏教学」【2009.9.7~9.26】

2009年度秋季企画展
「南條文雄と近代仏教学」

会  期
2009年9月7日(月)~9月26日(土)

休 館 日
日曜日・月曜日(9月7日、22日、23日は開館)

開館時間
10:00~17:00(入館は16:30まで)

観 覧 料
200円(一般・大学生) 100円(小・中・高校生)
本学学生・教職員は無料

備  考
本館には駐車場がありませんので、ご来館に際しましては公共交通機関をご利用ください。

2009年秋季企画展出品一覧

南條文雄(1849~1927)は、日本における近代仏教学の礎となった先駆者であり、のちには大谷大学の第二代学長を務めました。近代仏教学は、明治以降、ヨーロッパにおける仏教の原典研究の方法にもとづき、前近代の宗学的研究を批判・継承する新しい仏教研究であります。それまでの仏教は、漢訳の仏典を中心に研究されてきましたが、十八世紀末にヨーロッパ人によってサンスクリット(梵語)が発見され、漢訳仏典の原典の存在が明らかになりました。そこからは、サンスクリット原典による仏典研究や漢訳仏典との比較研究など、新しい学問の方法が展開していきました。

南條文雄は、はじめ東本願寺高倉学寮で仏教を学んだのち、イギリスへ留学してオックスフォード大学のマックス・ミューラーに師事し、サンスクリット語学を学び、梵文漢訳の研究に尽力しました。多くの研究業績のなかでも、とりわけ留学中にオックスフォードで刊行した『大明三蔵聖教目録訳補』は、古代インドにおいて膨大な仏教経典が存在したことを明らかにする点で学術的に高く評価され、その目録は、現在なお珍重されています。

このように日本における近代仏教学は、ヨーロッパやアジア諸地域への渡航留学を通して新しい学問研究の方法が摂取され、また仏教原典などが将来されることによって、飛躍的に発展していきました。本展覧会では、南條文雄のほか、チベット語・チベット仏教文献の研究に功績を残した小栗栖香頂・能海寛・寺本婉雅をとりあげ、その学問や人となりについて紹介します。

博物館課程実習生展
「賀茂六郷と上総町遺跡」

大谷大学博物館学課程実習生による実習生展「賀茂六郷と上総町遺跡」を同時開催いたします。大谷大学が所在する「小山」(現小山上総町)をふくむ賀茂六郷の歴史的変遷や賀茂社との関わりなど、この地域の歴史と文化について紹介します。

A班  近世京都の姿
B班  賀茂社と賀茂六郷
C班  〔上総町遺跡〕大谷大学出土の遺構と遺物
D班  山城国愛宕郡

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