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Home > そして、教壇へ。~彼らと教職支援センターの日々~ > 先生になるにはどうすればいいですか?2014 > (1) 浦野 雅至さん

そして、教壇へ。~彼らと教職支援センターの日々~

先生になるにはどうすればいいですか?2014

(1) 浦野 雅至さん

人として大切な部分を育てていく。それが、教師の使命なんだ。(浦野 雅至)[2013年3月 教育・心理学科卒/2014年度京都府教育委員会採用(小学校)]

「小学校の先生になろう」。最初にそう思った小学校5年生の頃から、浦野はブレずにやってきた。理想は、4年生から6年生のときの担任だった富浦信幸先生。いつも元気で、褒めるときは徹底的に褒めてくれる、アツい先生だった。
「先生のおかげで、外遊びが一気に好きになりました。それに、先生の考え方や性格にもすごく影響を受けました。卒業後もやり取りを続けていて、教員を目指していると言うと『お前は向いている』って応援してくれて。富浦先生みたいな先生になりたい! という思いがずっとありましたね」

良きライバルや、児童との出会い。だから、この学校で続けたい。

宇治市立西小倉小学校で常勤講師を始めて、1年。でも、2年次の頃から学校ボランティアで訪問していたので、この学校との付き合いは実はもう4年目になる。ボランティアで訪問したときから、西小倉小学校の熱意のある先生方に魅了されてきた。大阪府出身だが、京都府教育委員会の採用試験を受けた理由は、ここにある。当時の結果は、残念ながら不採用。それでも、この小学校で出会った良きライバルと、次年度の合格を誓い合った。
「当時、講師として西小倉小学校に勤めていた先生が大谷大学の卒業生で。3年先輩の人だったんです。喋りやすい雰囲気と空気感が合って、僕の中でとても大きい存在になっていました。同じ目標を持った良いライバルとも出会えて、西小倉小学校には本当に感謝しています」

ライバルの杉本大先輩とのツーショット

4年目の今でこそ、全学年の児童の顔も分かるし、地域の行事についても分かるようになった。もちろん、最初から順風満帆だったわけではない。2年次のときの学校ボランティアでは、数人の児童からきつい言葉を浴びせられ続けた。
「ちょっとやんちゃな5年生でした。なかなか心を開いてくれず、1ヶ月くらい暴言を吐かれた。『来んなや!』とかね。でも、あまり気にしなかったんです。ただ、ねばり強く、一人の人間として彼らと接することに徹しました」
すると、その年の運動会で児童との関係に変化が起きる。お弁当の時間に、ある児童からふいに声がかかったのだ。
「『浦野!一緒に食おーぜ!』って、むこうから。『なんだよ、その言い方は』って言いましたけど、正直、めちゃくちゃうれしかった。ひどい言葉に聞こえるけれど、彼の精一杯の気もちは十分伝わってきた。子どもって、ちゃんと話を聞いてあげて、真剣に接したら変わるんだな、って実感しました」
「この子が卒業するまでは、西小倉小学校で教えたい」。他校でのインターンシップの話を断っても、浦野がこの小学校で続けたがった理由のひとつである。

春からは、念願の教師に。子どもの気もちを第一に考えていく。

4年目の今は、3年生のクラスを担当している。学級運営にあたって浦野が掲げた目標は、「『自分で考え、行動する力』をつけさせること」。1学期は、浦野が手本として行っていた体育の授業の準備も、2学期の終わり頃には、子どもたちが言われなくても自主的に行うようになっていた。
「勉強以外の、人間として大事なところを育てるのも教師の使命。子どもの立場に立って、彼らの気もちを第一に考えられる先生になることが目標です」
4月からは、念願の教師になる。卒業後もちょくちょく顔を出してきた教職支援センターにも、もちろん合格の報告に訪れた。先生方や後輩たちの懐かしい顔ぶれにホッとしながら、この1年の自分の頑張りを、ようやく認めてもいいかなと思った。

浦野さん

2012年度版パンフレット

「来年合格したらトップで載せてあげる」の言葉に発奮。今年の合格を誓うことで、敢えて自分を追い込んだ。

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