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そして、教壇へ。~彼らと教職支援センターの日々~

先生になるにはどうすればいいですか?2013

(2) 川井 柚香さん

やりたいことは全部、やる。努力と気づきを積み重ねてきた4年間。(川井 柚香)[2013年3月 教育・心理学科卒/2013年度京都市教育委員会採用(小学校)]

「小学校教員になりたい思いは学年1」と教職アドバイザーから太鼓判を押される川井。だが、入学当初は自分が先生になるとは思ってもいなかった。
「大学の夏休みって長いじゃないですか。それで1年生の頃、どう過ごすべきか分からなくて教職支援センターで相談したら、学校ボランティアを紹介してもらって。参加してみると、子どもたちはかわいいし、楽しくってもう病みつきに(笑)」
京都市立紫明小学校、鷹峯小学校、二条城北小学校でのボランティアを経て、3年次からは京都市立松ヶ崎小学校で総合育成支援員として活躍している川井。順風満帆に思えるが、初めの頃は「先生の視点に立つ」ということが難しかった。大学の先生から、「批判的に見る目を持ちなさい」と言われたこともある。
「先生がやっていることを否定しろというわけじゃないけど、全部鵜呑みにするのも違う。『私だったらどうするか』を客観的に考えられる時期だからこそ、少しずつ自分なりの方法を見出していけたんだと思います」

川井さん

教えるだけじゃない ー 先生という仕事の奥深さ。

川井が最初に担当したのは低学年のクラス。学校ボランティアの現場は、気づきの連続だった。
「大人って自分のことを話す術を知っているけど、子どもはそれができないんです。でも、彼らは彼らなりにメッセージを発信していて。たとえば発達障害だったり、家庭の事情があったりとさまざまですが、うまく相談できないぶん、言葉以外のどこかの面で必ず表れているんですよね」
教えるだけが教員の仕事ではない。児童一人ひとりの状況を汲み取ることの大切さに改めて気づいた川井。気づきの積み重ねを経た上で教育実習に参加できたことはとても大きなメリットだったと振り返る。

川井さん

早めの対策、課題への取り組み。センターは、モチベーションの上がる場所。

教職支援センターには、授業のある日はほぼ毎日足を運んだ。授業の準備はもちろん、学校ボランティアや採用試験勉強も行う多忙な日々。だが、川井自身はあまり大変だったという意識がないようだ。
「結構遊んでもいましたよ。友だちと話したり、出かけたり。もちろん学校ボランティアも勉強も、やることはたくさんあったけれど、どれもやりたいことだから、すごく充実していた。私、陰で息を抜くのが得意なんですよね(笑)」
なんでもこなすしっかり者の印象が強い川井だが、実は人一倍の努力家。採用試験の筆記対策は2年次、早めに取りかかった。
「私、なかなか覚えられないので、ノートを作って書いていかないと頭に入らない。すごく時間のかかる勉強法だとは思うんですけどね」
厚さ10cmほどの小学校全科の問題集を3月までに終わらせることを目標に、毎日勉強し、3年次からは教養を中心に計画的に学習していった。2次試験に向けては、とにかく教職支援センターで与えられた課題をこなす日々が始まった。
「たとえば模擬授業がしたいとか、論文に挑戦したいとか、やりたいことを言えば2個でも3個でも課題を与えてくれる。応援してもらっていると感じられたので、全てやり遂げられたと思います。それに、何よりモチベーションが上がる。教職支援センターにはアドバイザーの先生や友だちも含めて刺激がいっぱいあって、行くだけでとにかく頑張ろうって思えるんです」
2次試験も見事合格した川井。2013年4月からは京都市内の小学校で教壇に立つ。最後の学生生活、思いっきり遊ぶのかと思いきや、
「4年次から学校図書館司書教諭の授業も取り始めたんです。私自身本が好きだし、やっぱり教え子も本好きになってほしい。だから、まだまだやりたいことはいっぱいあるんです(笑)」
人一倍の努力家は、終わらない。

合格に導いてくれた宝物

メダルや賞状、「かわいゆか」のあいうえお作文など教育実習や学校ボランティアで子どもたちからもらった宝物。採用試験に持っていき、模擬授業の直前に見ていると気もちが落ち着いてしっかりと授業ができました。

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