本文へ移動

インタビュー|#3

SHARE TOPICS

なりたい自分に出会える道

歴史を学ぶことは
人間の本質を学ぶこと

正解を求めず、未来を考える学び

人間学の授業での、釈尊や親鸞の生涯の学びが印象に残っています。授業後に自分の考えを書く課題があり、湧いた疑問についてとことん考えることの大切さを学びました。それまでは考える習慣があまりありませんでしたが、大学での学びは答えのないテーマや問いが多く、〇か×ではなく自分だけの答えを探す習慣が身につきました。また、他の学生の意見を否定するのではなく、こういう意見があると受け止め、自分の考えを広げる材料に。正解を求めなくていい授業が新鮮で、これが大谷大学の学びなんだと実感しました。
また、授業の中で「歴史は自分の過去」と教えてもらったことが印象的でした。歴史を学ぶことは、人間の本質を学ぶことと同じ。自分を見つめ直して未来を見据えるための新しい視点を得ることができました。

自分の考え方を豊かにしてくれる場所

自分の考え方を豊かにしてくれる場所

歴史学科で特におもしろかったのは、美術作品の表現技法から制作理由やその背景を考える学びでした。背景を知れば、鑑賞した際の感動もまた違ってきます。例えば、浮世絵ではあまり描かれない「影」がある作品からは、作者の西洋画技法や西洋への憧れが見てとれますし、私が好きな歌川国芳も、西洋画とミックスさせて、新たな浮世絵を模索したと言われています。
また、よく歴史好きの友達と博物館や史跡に行きますが、お互いに意見を出しあうと、気づかなかった視点や疑問を得られて刺激になっています。
現在、博物館学芸員と図書館司書の課程を履修中です。将来は学芸員になるため、作品を研究するための力をさらに身につけたいと思います。大谷大学は学びと成長の場。ここでの学びは、考え方を豊かにしてくれます。一つの考え方にとらわれずに、常に自分に問い続けていきたいです。

PROFILEプロフィール

  • 文学部 歴史学科 第3学年

    鈴木 星満

    静岡県出身・浜松聖星高等学校卒業
    ※記事の情報は、取材当時(2025年7月)のものです。