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インタビュー|#2

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自分の「真理」を更新していく

新しい視点に出会い続けると
意見を聞くことが楽しくなった

答えがないのではなく、辿り着けない真理

答えがないのではなく、辿り着けない真理

臨床心理学に対して興味があり、心理学を学べる場所を探す過程で大谷大学を知りました。
「人間を学ぶ」という大谷大学の姿勢に加えて、好きな音楽アーティストの歌詞に哲学的なワードが多かったことから、より深い解釈の方法があるのではと思い、あえて心理学コースがある哲学科を選択しました。特に古代の哲学史の授業がおもしろく、自分の中にあった哲学のイメージが次第に塗り替えられていく感覚がありました。
哲学は、「答えのないものを問い続けるもの」だと思っていましたが、入学後、本格的に学んでいくうちに「間違いのない真理を追い求める」ものではないかと感じるように。答えがないのではなく、追い求めても、辿り着けないから答えのないように見える。その気づきを得たことは刺激になりました。

違う視点を知ることで相手を尊重する姿勢に

学内で定期的に開催されていて、あるテーマについて意見を出しあう「哲学カフェ」にも興味を惹かれました。他者の意見を否定せずに、自由に議論するので、会話の方向もバラバラで際限がないのですが、気軽に意見を言いあえる楽しさを感じることができます。
たとえば、「きれいとかわいいの違いは?」というテーマについて、私は、かわいい=親近感、きれい=完全性という回答をしましたが、「かわいいにも完全性がある」という意見もあり驚かされました。違う視点を知る体験を続けることで、他者の意見を尊重する姿勢が身につき、コミュニケーションをとることが楽しくなったと実感しています。
大谷大学はやりたいことを見つける場所。自分や他者との関わりを見つめ直す機会がたくさんあります。

PROFILEプロフィール

  • 文学部 哲学科 第3学年

    小畑 晃大

    和歌山県立向陽高等学校卒業
    ※記事の情報は、取材当時(2025年7月)のものです。