京都府出身・京都文教高等学校卒業
※記事の情報は、取材当時(2025年7月)のものです。
子どもと楽しいを創り出す保育者へ
子どもを深く知り、寄りそい
楽しさを感じられる保育を
チームで乗り越える苦労と喜び
保育者をめざしたきっかけは、幼稚園時代に出会った先生への憧れです。子どもと関わる授業が第1学年から数多く展開されていることや、ピアノを自由に練習できる環境が整っていることに魅力を感じ、実践的に学べる大谷大学の幼児教育コースを選びました。
第2学年でリーダーを務めた「野外活動」では、現場での対応力が試されることに。この活動は、1年生が子ども役、2年生が先生役となり、保育の現場を想定して1日遊ぶというものです。私自身、第1学年のときに先輩方の計画で楽しい時間を過ごした思い出があったので、「今度は自分が先輩のように」と思ってリーダーに挑戦しました。当日は想定外の悪天候に見舞われましたが、メンバーと協力しながら何とか成功に導くことができました。保育活動の苦労や喜びをみんなとわかちあい、より綿密な保育計画の重要性を実感できた貴重な経験となりました。
「できなくても楽しい」と感じられる保育を
「実践体験活動演習」では、2歳児との関わり方に悩んだ時期がありましたが、「発達心理学」の授業でイヤイヤ期の存在やその心理を学んだことで、子どもの発達段階や行動、背景を考えながら対応できるようになりました。
また、「障害児保育」での学びは、アルバイト先で目の不自由なお客様に対応した際にも生かされました。その方が笑顔で手話をしてくださったのですが、その場では意味が理解できず…。帰宅後に調べると、それは「ありがとう」というメッセージでした。理解できた瞬間、とても嬉しかったことを憶えています。
めざしているのは、子どもの「できないをできるように」ではなく、子どもが「できなくても、楽しい!」と感じられる保育。子ども一人ひとりの気持ちに寄りそい、保護者の方にも信頼される保育者をめざしています。
PROFILEプロフィール
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教育学部 教育学科 幼児教育コース 第3学年
中西 さくら