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人間学|#2

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先生の存在で子どもたちは変わる

教師に必要なものを問い
子どもたちの未来を一緒に考える

人は育てられて人間になっていく

人は育てられて人間になっていく

小学校の頃に素敵な先生たちと出会い、「教えるのが上手だね」と言われたことがきっかけで、小学校の先生になることが自分の夢になりました。
第3学年で受けた教育人間学で印象的だったのは「人は世話をされ、育てられるから人間になっていく」という話でした。人は、まわりの人間に世話をされて人間として成長していく。人は育てられる生き物で誰かの手を借りないと生きていけない。人間が子どもを育てていく。だから先生という存在に何が必要なのかを考える。
人間とは何か、なぜ生きるのか、どう生きるのかについて、「答えを出す」ことに重きを置くのではなく、「考える」ことを重視した授業でした。

子どものやる気を出す現場に感動

小学校でのボランティア活動では、教育の現場ならではの学びがたくさんありました。その一つが、教師の働きかけで子どもたちが変わるという発見でした。
先生が楽しそうだと、子どもたちも楽しく日常を送っているように思える。授業も工夫次第でやる気を引き出すことができる。教師は子どもたちが意欲的に毎日を過ごすきっかけがつくれることを体感できて感動しました。また、児童一人ひとりにどんなことばをかけるのか。子どもそれぞれの性格にあわせた先生方の対応にも多くの学びがありました。教師は大変な仕事ですが、子どもたちから「先生の教え方がよかったから分かったんやで」と言われたことも私の財産です。
教育とは何か? 子どもたちと一緒に楽しく考えていきたいと思っています。

PROFILEプロフィール

  • 教育学部 教育学科 初等教育コース 第3学年

    山中 琉愛

    京都府立桃山高等学校卒業
    ※記事の情報は、取材当時(2025年7月)のものです。