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インタビュー|#6

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地域を愛する気持ちが地域を育む力へ

「失敗してもやり直せばいい」
笑顔を与えられる存在をめざして

前向きなことばがこころに響きました

元々、社会学に興味があり、フィールドワークを通じた実践的な学びに惹かれて進学を決めました。特にコミュニティデザイン学科の地域政策学コースでは、地域での活動が多く、自分の知らない世界が広がるかもしれないと感じたことがきっかけです。
第1学年では地域で活動する人にインタビューする機会があり、障がいのある画家の方が「命を取られない限り、生きていればどうにでもなる。トライして違ったら別の方法を試せばいい。何をやっても続かないという評価なんて蹴散らしたらいいんだよ」と語ってくださり、その言葉が深く心に響きました。私は考え方が堅く、うまくいかないときにはネガティブになりがちですが、失敗してもあきらめずにまた挑戦すればいいという、前向きな姿勢を学ぶことができました。

地域は小さいようで大きい存在

フィールドワークやプロジェクト活動では、障がいのある方のお話を伺い、その人それぞれの多様なあり方を尊重して受け止めるようになりました。また、地域には多くの人が関わり、地域は人々に長く愛されてきた場なのだと感じるようにもなりました。
どんな地域も今の形を育んできたのは、地域の人たちが大切にしたいという思いを持ち、変化を起こしながら取り組み続けてきた愛情があったから。そのような意味で、「地域」は小さいようで実は大きなものだと思いました。地域が抱える問題に決まった答えはありませんが、深く考える機会を重ねる中で、考えることそのものを楽しいと思えるようになったのは、自分の成長ポイントだと感じています。
また、大谷大学では多くの人と関わるなかで、たくさんの笑顔に出会うことができました。将来は、私も誰かを笑顔にし、元気を届けられるような存在になりたいと考えています。

PROFILEプロフィール

  • 社会学部 コミュニティデザイン学科 第3学年

    田中 蒼空

    滋賀県出身・岐阜第一高等学校卒業
    ※記事の情報は、取材当時(2025年7月)のものです。