
現代社会学コース
多様な社会で「共に生きる」ための理論と実践を学ぶ
マクロな社会構造から身近な現代文化まで幅広く学びます。フィールドワークやデータ分析などの実証的な探究を通じて「数字の背後にある語られていない声」を聴く力や、他者と協働しながら社会課題を解決する力を養います。
激しい経済競争のもと、ただ利益を追い求めるビジネスではなく、社会や地域、環境と調和する「新しい豊かさ」のつくり方が今、求められています。
経済・経営コースの新設により、進化する大谷大学の社会学部では、現代の社会課題と向き合うとともに、私たちの暮らしと働き方を見つめ直し、サステナブルな経済と社会の可能性を探ります。
その根底にあるのは「人間にとっての豊かさとは何か」という問い。
社会学部だからこそ問い直せる経済・経営の新しい可能性——
これからの時代の幸せとビジネスを学ぶ場が、ここにあります。
社会を読み解き、動かす力を育む
社会を俯瞰して課題を見つけ、人間への深い理解を土台に、他者と協働しながら解決へ動く。
大谷大学の社会学部は、これからの時代を動かす人を育てます。

多様な社会で「共に生きる」ための理論と実践を学ぶ
マクロな社会構造から身近な現代文化まで幅広く学びます。フィールドワークやデータ分析などの実証的な探究を通じて「数字の背後にある語られていない声」を聴く力や、他者と協働しながら社会課題を解決する力を養います。


社会と調和し、人間を中心とするビジネスを探究する
単なる利益追求のみを目的とせず、社会や地域と調和するサステナブルなビジネスを探究します。「人間にとっての豊かさとは何か」という大谷大学ならではの確固たる倫理観を土台に据えながら、AIやデータ分析力などの実践的スキルと課題解決能力を身につけます。

誰もが暮らしやすいまちをつくるための実践知を学ぶ
住民参加型ワークショップの企画や孤立しがちな人たちの居場所づくり、地域メディアの制作などの実践を通じて、人と人とがつながる場と機会をデザインする力を養います。
「社会福祉士」の国家試験受験資格が取得可能です。
あなたならどの視点で考える?
ひとつのテーマを3つのコースから見つめると、新しい発見が見えてくる
01推し活
なぜ若者は推し活にハマるのか?
推し活を、自己形成や社会とのつながりを育む、現代的な自己表現・交流行動としてその魅力を探る。
推し活が拓くマーケティングの未来
推し活を通じ、現代消費者の価値観や行動を捉え、マーケティング戦略に活かすため実践的な手がかりを探る。
推し活とSNSの関係
自己表現やコミュニティ参加の手段など、SNSが推し活にどのように関係しているのかを考える。
02スポーツ
スポーツは社会を映す
スポーツとナショナリズム、ジェンダー、メディアの関係など、社会・文化的側面を読み解く。
スポーツはビジネスだ
プロスポーツのビジネス、スポンサーシップ、スタジアム経営などの収益構造を分析する。
スポーツでつながる地域
スポーツによる地域づくり(クラブチーム、健康増進、交流促進)を実践的に考える。
03ペット
ペットは家族なのか?
番犬から“家族の一員”へと変化した背景から、現代の家族観や人間関係の変化を読み解く。
ペットはどんな市場を生む?
ペット産業の拡大やサービス化、倫理(アニマルライツ)がビジネスに与える影響とその関係性を分析する。
人とペットが共に暮らせる地域とは?
飼い主の高齢化や多頭飼育問題、災害時対応などからペットと共生していくための地域の仕組みづくりを考える。
04ボランティア
なぜ人は"無償"で動くのか?
ボランティアスタッフのモチベーション管理やクラウドファンディングによる資金調達など組織運営の手法を探る。
善意を持続させる仕組み
CSRやソーシャルビジネス、クラウドファンディングなど、持続可能なボランティア活動の仕組みと経営を探る。
住民が動く地域をつくる
地域課題の解決に向けた住民参加型プロジェクトの設計や、ボランティアと専門職・行政が協働する仕組みを考える。
05メイク・コスメ
美しさは誰が決める?
美容観やジェンダー規範の変化に着目し、「化粧」の社会的意味や自己表現を読み解く。
コスメはどう売れる?
化粧品市場の拡大、SNSマーケティング、ブランド戦略や消費者行動をデータで分析する。
美容で地域を支える
高齢者の化粧療法や地域福祉、地元におけるブランド開発など、コスメの地域活用を考える。
06生成AI
人とAIはどう共存する?
AIと人間の関係、創造性や労働観の変化、倫理問題を考察する。
AIは仕事をどう変える?
業務効率化や新規ビジネス創出、AI導入による生産性向上を分析する。
地域課題をAIで解く
行政サービスや地域課題解決におけるAI活用(防災・教育など)を検討する。
07カフェ
カフェはなぜ居心地がいい?
カフェを「ひとりでいながらつながる」空間として捉え、都市社会における役割を社会学的に分析する。
カフェはどう生き残る?
収益モデル、ブランド戦略、サブスクサービスなど変化するカフェビジネスの経営戦略を分析する。
カフェで地域を拓く
認知症カフェ・障がい者カフェ・移民カフェなど、福祉や多文化共生と結びつくカフェの機能と、地域の居場所づくりへの活用を考える。
08観光
観光が社会を変える
観光が地域文化や住民意識に与える影響、オーバーツーリズムが引き起こす問題を考察する。
人はなぜ観光地で消費する?
観光産業の市場分析、インバウンド戦略、マーケティングや観光地における消費行動を分析する。
観光でまちを育てる
持続可能な観光、地域資源の発掘、住民参加型の観光まちづくりを設計し、まちの活性化につなげる。
09障がい者アート(アール・ブリュット)
誰もが表現者になれる時代を考える
障がいのある人の創造活動を通じて、社会が「正常」と「異常」をどう区分けしてきたかを問い直す。アートが社会的包摂やアイデンティティ形成とどう結びつくかを読み解く。
アートはどう社会に届く?
障がい者アートの市場化・商品化のしくみ、ギャラリーや福祉事業者のビジネスモデル、クリエイティブ産業における多様性活用の戦略を分析する。
表現が地域を変える
アートを通じた障がいのある人の社会参加の場づくり、地域住民との協働イベントや福祉施設との連携など、インクルーシブなまちづくりを実践的に考える。
10復興支援
災害は社会の何を変える?
被災地における人間関係・コミュニティの変容、「絆」言説の功罪、記憶の継承など、災害と社会の関係を多角的に読み解く。
復興はどう進む?
被災地の産業復興、地域ブランド再生、関係人口の創出など、経済的視点から復興のプロセスとビジネスモデルを分析する。
つながりから地域を立て直す
フィールドワークや支援団体との連携を通じて、行政・住民・NPOが協働する復興まちづくりのプロセスを実践的に学ぶ。
11方言
言葉は誰のもの?
標準語化の歴史と地域言語の抑圧、方言が担うアイデンティティや地域への帰属意識を社会学的に読み解く。
方言はどう売れる?
方言を活用した観光プロモーション、地域ブランディング、キャラクターやコンテンツビジネスへの展開を分析する。
言葉で地域をつなぐ
消滅の危機にある方言の保存活動、多文化共生の場における言語支援(やさしい日本語)など、言葉を介した地域コミュニティの維持・再生を考える。
12子ども食堂
なぜ子どもが孤食になるのか?
子どもの貧困・孤立を生み出す社会構造を分析し、家族・地域・制度の変容を読み解く。
善意を継続させる経営とは?
子ども食堂の運営資金・寄付モデル・行政補助のしくみ、フードロスビジネスや地域企業との連携モデルを分析する。
食卓から地域をつくる
運営参加・フィールドワークを通じて、住民・NPO・行政が協働して居場所とセーフティネットを形成するプロセスを実践的に学ぶ。
13ヤングケアラー
見えない負担はなぜ生まれる?
家族ケアを担う子ども・若者の問題を、個人の事情ではなく社会制度の空白と家族規範が生み出す構造的課題として読み解く。
ケアの社会化にどんな経済が必要か?
介護・ケア市場の現状、家族依存型ケアから社会的ケアへの転換に必要なコストと政策・ビジネスモデルを分析する。
制度と人をつなぐ
当事者へのインタビューや支援者との協働実習を通じて、「見えない存在」を可視化し、ソーシャルワークの実践力を培う。
14手話
手話は"言語"である
ろう文化と聴者社会の関係、手話が言語として承認されてきた歴史と社会運動を読み解き、言語的マイノリティの権利と承認をめぐる問いを考察する。
情報保障はビジネスになる?
手話通訳サービスや字幕・音声認識技術の市場、バリアフリーなサービス設計がビジネスにもたらす価値を分析する。
聴こえない人が暮らしやすい地域とは?
手話言語条例の普及活動や地域での情報保障の取り組みを通じて、多様な人が共に暮らせるインクルーシブな地域づくりを考える。
15言語
言葉は現実をつくる
差別語・ポリティカルコレクトネス・ジェンダー表現など、言語をめぐる権力と規範の変容を社会学的に分析する。
言語はどう価値になる?
多言語対応サービスや翻訳AI、コンテンツのローカライゼーション戦略など、言語の経済的価値とビジネス展開を分析する。
言葉でつながるまちをつくる
やさしい日本語の普及、多言語コミュニティ支援、外国にルーツを持つ住民との協働など、言語を介した多文化共生の地域づくりを実践的に考える。
16ひきこもり
社会から退くのはなぜか?
ひきこもりを個人の心の問題ではなく、競争・承認・孤立が交差する現代の社会構造が生み出す現象として読み解く。
就労支援はどう機能するか?
就労移行支援事業やソーシャルファーム、8050問題に関連する経済的コスト、支援産業のビジネスモデルを分析する。
排除しない居場所をつくる
当事者・家族・支援者の声を聴くフィールドワークや、地域の居場所・自助グループの実践を通じて、誰もが戻ってこられるコミュニティのあり方を考える。
17祭り
祭りは誰のものか?
祭りが担う地域アイデンティティ・共同性・非日常性を分析し、担い手の変容や観光化・商業化が地域社会に与える影響を読み解く。
祭りはどんな経済を生む?
祭りの観光資源化、インバウンド戦略、スポンサーシップや地域ブランドとの連携など、祭りを支える経済モデルを分析する。
祭りで地域をつなぎ直す
担い手不足の解消、移住者・外国人住民の参加促進など、祭りを通じた地域コミュニティの再生と多様な協働のあり方を実践的に考える。
18サードプレイス
人はなぜ"居場所"を求めるのか?
家でも職場でもない第三の場所が現代人に求められる背景を、孤独・承認・コミュニティの変容といった視点から社会学的に読み解く。
居場所はビジネスになる?
コワーキングスペース・シェア型施設・まちの縁側など、新しい空間ビジネスの需要背景とビジネスモデル・収益構造を分析する。
だれもが立ち寄れる場所をつくる
地域の空き家や公共施設を活用した居場所づくりの実践を通じて、多様な人が集い、支え合うサードプレイスの設計と運営を学ぶ。
19サウナ
なぜ人は"整いたい"のか?
サウナブームを現代人のストレス・身体・コミュニティへの欲求から読み解き、銭湯文化の変容やジェンダー空間の社会学を考察する。
サウナはどう市場になった?
サウナ施設のビジネスモデル、サブスクや体験型消費トレンド、健康産業・観光との連携など、サウナブームを支える経済構造を分析する。
銭湯・サウナで地域をつなぐ
地域の銭湯・サウナを住民の交流拠点・コミュニティの場として再生する取り組みや、商店街・まちづくりとの連携を実践的に考える。
20音楽フェス
なぜ若者はフェスに集まるのか?
なぜ若者はフェスに集まるのか? 文化現象としてのロックフェスティバルを分析、変容する個人と共同体の関係を読み解く。
ミュージックツーリズムによる経済波及効果
音楽フェスは、宿泊・飲食・交通などの多大な経済波及効果をもたらす観光資源である。「ミュージックツーリズム」の観点から音楽フェスの経済波及効果を検証する。
音楽フェスが開催地域にもたらすものとは?
地域資源の再発見、観光振興、若者の交流、地域への誇り(シビックプライド)の醸成など、音楽フェスがもたらす多面的な社会的・文化的な価値を考察する。
現代社会のさまざまな事柄に関心を持ち、探究したい事柄や問題について、明確に説明することができる。
現代社会学科での専門教育を受ける上で十分な基礎学力と思考力を有している。
一般社会における情報技術の必要性や役割を理解しており、社会統計や社会調査(フィールドワーク)の実習を経験することを通じて情報やデータを収集・分析する力を高めたいという意欲を有している。
企業や地域社会が直面している諸問題に対して、PBL(問題解決型学習)実習を経験することを通じて問題解決に貢献したいという意欲を有している。

社会学部 現代社会学科 第3学年 京都府 洛西高等学校卒業
大隅さんは、企業・行政と地域がいかに連携してよりよい社会としていくかについて興味を持ち、本学の社会学部現代社会学科に入学しました。何事もチャレンジが大切だという思いを持ち学びに取り組む大隅さんの一日を紹介します。
※記事に記載している情報は、取材当時(2026年7月現在)のものです。
京都市営地下鉄烏丸線北大路駅からすぐの大谷大学へ通学します。
PBL形態による学習です。地域の企業・行政等との連携のもと、提示された「課題」の解決にチームで取り組んでいます。 現在は、企業へ課題解決の提案をするための発表会に備えて、ゼミ仲間と様々な意見交換をしながら、発表会用のパワーポイント作成に取り組んでいます。
ゼミ仲間と空き教室でランチを楽しみます。ランチはカフェ(ミナイール・プラザ)でパンなどを買うことが多いです。
「産業」「地域活性化」をキーワードとして現代社会の事象について幅広く学んでいます。現在は、行政が地域からリチウムイオン電池をより安心安全に回収するために、地域への啓発や対応方法をどうするべきかという課題の解決に向けて取り組んでいます。
人間関係に関する社会学の古典的理論の基礎を学び、社会で起こっている事象を人間関係という視点から理解しています。
帰宅後は、学外のアルバイトへ行ったり、就職活動に備えてSPIの勉強をしたり、リフレッシュに趣味の筋トレやジョギングをしたりしています。

社会学部 コミュニティデザイン学科 第3学年 京都府 京都文教高等学校卒業
向井さんは、授業の一環で、京都市北区周辺地域の魅力を発信するコミュニティラジオの番組運営を行いながら、番組のパーソナリティを務めています。また、オープンキャンパススタッフとして、高校生などに大谷大学の魅力について説明や発信を行う活動もしています。学内外で主体的に活動し、充実した学生生活を送る向井さんの1日を紹介いたします。
※記事に記載している情報は、取材当時(2026年7月現在)のものです。
現在取りかかっているのは、卒業研究のアウトライン。メディアと地域との関わりについてのテーマを検討中です。
ゼミ仲間や友人たちと学内食堂やイオンモールなどでランチを楽しみます。
空き時間には、ラジオ番組に出演予定のゲストと内容について事前打ち合わせをすることも。
一人ひとりが社会の中で自立して生きていくために何が必要なのか、自らの進路や将来について、グループワークを中心とした学習の中で共に考え、自己理解・他者理解、社会理解を深めていきます。
19時のラジオ番組公開開始に備え、ゼミ仲間と共に番組進行の流れを最終確認します。
ラジオ局のFM87.0 RADIO MIX KYOTO(ラジオミックス京都)は大谷大学のすぐ近く。 番組放送30分前に現場入りし、本番に向けて直前準備をします。
この日を迎えるまでに準備してきた全てを発揮できるよう、本番に臨みます。
片づけをして帰宅。
帰宅して夕食を食べたあとは、今後のラジオ番組がより良いものとなるように、今日の放送の振り返り。 収穫や課題と感じたことなどをメモして、指導教員とゼミ仲間に共有できるようにしておきます。
本学では、地域に開かれた大学として、大学近隣の団体と連携した社会貢献や地域連携活動を支援する「地域連携室(コミュ・ラボ)」を設置しています。正課授業などと連動して実施する「地域連携プロジェクト」や、学生が自主的に地域連携企画を立ち上げチャレンジする取り組みを支援する「地域に寄りそうプロジェクト(通称「ちいプロ」)」の運営などを行っています。
キャリアセンターが、信頼と実績のある対策校と提携した「資格試験受験対策講習」を開催するなど、キャリアアップを目指す学生の目標達成を支援しています。
コースごとに多才な教員がいます。詳しくはウェブサイトの教員紹介のページをご覧ください。
社会学では、現代社会で起こっているさまざまな出来事や課題について、その背景や原因、人々との関わりを多角的に考え、調べていきます。そのため、日頃から時事問題や社会問題に関心を持つことが大切です。高校生のうちから、新聞やニュース、インターネットの記事などに目を通し、「なぜこの問題が起きているのか」「自分たちの暮らしとどのようにつながっているのか」と考える習慣を身につけておくと、社会学の学びをより深く理解することができます。
「経済・経営を社会との関わりから学ぶ」ことが最大の特徴です。一般的な経済学部では、市場や企業活動を数理モデルや経済理論を使って分析することが中心です。一方、現代社会学科の経済・経営コースでは、「地域社会と企業」、「消費者行動」、「働き方・労働問題」、「貧困や格差」など数学よりも現場や実践を重視しています。また、フィールドワークやインターンシップなど、実際の社会や地域、企業を対象とした学びを多く取り入れています。統計やデータ分析は学びますが、高度な数学を前提としないカリキュラムを組んでいます。
経済・経営コースでは、社会統計演習や「経済統計を読む」の授業で数式やグラフを扱います。しかし、高校数学の基本を押さえていれば問題ありません。また受験でも文系科目のみでの受験も可能です。
コースごとに異なります。現代社会学科では、地域住民への聞き取りなどを行う「フィールドワーク入門」を第2学年より受講できます。経済・経営コースでは、「フィールドワーク入門」の他、企業と連携した「キャリア・スタディーズ」を第2学年から受講できます。コミュニティデザインコースでは、地域住民のライフヒストリーをまとめる「プロジェクト研究入門」を第1学年より受講できます。また第2学年から始まる「プロジェクト研究実践」では、地域の課題解決を目的とした様々な地域連携プロジェクトに参加できます。
地域交通や移動課題の解決を考える「モビリティデザインプロジェクト」やラジオ番組や地域メディア制作を通じた情報発信を行う「コミュニティメディアプロジェクト」などがあります。詳しくは上記「地域連携」のリンクページをご覧ください。