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生活の中の仏教用語

生活の中の仏教用語 - [252]

講堂

「講堂」
沙加戸 弘(さかど ひろむ)(国文学 教授)

 この数十年、新設の初等中等学校に設備の整った体育館が落成した、という知らせは耳にしても、講堂が設けられたという報道には寡聞にして接したことがない。
 また、古い講堂を体育館兼用としている学校で、文豪直筆の校歌額に籠球の痕跡があるのを複雑な思いで仰いだことも一再ではない。
 事あたらしく言うまでもなく、講堂は寺院において経を講じ法を説く堂宇である。「前庁を以て佛殿と為し、後堂を講堂と為す」(『洛陽伽藍記』)とある如く、金堂(本堂・佛堂)の後に建てられるのを例とする。本尊を安置し、講師はその前の礼盤(らいばん)で講じ、大衆は左右に分座して聴聞し問答する。食堂が修行の場であるとするならば、講堂はまさしく修学の場であると言えよう。
 欧州の古い大学・病院もまた、基督教を基盤とする故に、全てその中に講堂をもつ。明治初年に渡欧した村田文夫の『西洋聞見録』にも、「此大病院には書庫・宝庫・講堂あり」と記されている。
 日本の近代教育における講堂は、明治十五年五月、大学(帝国大学であるが、この時大学は日本にただ一つで、大学と言えば事足りた。後、京都を始め各地に設置されたため、「東京」の名を冠することとなる)の医学部に講堂を設けることになった、と「東京日日新聞」が報じているのが早いところであろうか。
 以後、公私を問わず、その建学の理念の如何を問わず、講堂は学場の中心に位置付けられてきた。印度・中国、そして日本へと伝えられてきた仏教の伝統の然らしむるところである。
 その講堂が、初等中等学校から消えた。入学式も卒業式も体育館である。現今の初等中等学校教育は、体育館さえあれば事足りる、という風潮に見える。
 初等中等学校から講堂の消えた理由は、決して一つではないであろうが、講堂は学場の中心である。講堂のはたらきが学場を学場たらしめるのである。少くとも講堂は、「年に何回使うか」という議論の外にあるものである、と考えるのは筆者のみであろうか。

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