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生活の中の仏教用語

生活の中の仏教用語 - [081]

愛染

「愛染」
佐賀枝 夏文(さがえ なつふみ)(助教授・社会福祉学)

 愛染という言葉を日常の生活でつかうことはないが、ふと、玉手箱のふたがあいて「花もあらしも・・・・・」という歌詞のメロディが流れ、ラジオドラマ『愛染かつら』が思い出される。私たちは『愛染かつら』のせつなくも激しくもえる男女の物語から、恋慕し、魅せられて、とらわれた愛に言の葉を結んでいる。
 恋が成就するか、悲恋に終わるかということも切実なことである。人やものに執着する人間は、悩み迷いのなかで生きている。ことに別れのエピソードは人生の悲しみやつらさとして語り尽くせないものがある。人やものに執着する尽きない情念を自己中心から切り離し、自我を離れて生きとし生けるものすべてを救済するのが愛染明王である。その愛染明王を両わきにすえた曼荼羅が愛染曼荼羅図である。
 別れのつらさは人生において尽きることはないが、親子の別れほどせつなく悲しいものはない。それがおさな子を残して早世する親にすれば、尽くせない思いがある。残されたおさな子は癒えない心とともに生きることになる。また、離婚によって親と子が離ればなれになることもある。傷心のおさな子たちの救済を目的とした児童福祉施設として乳児院、養護施設がある。仏教寺院が設立運営する養護施設に「愛染」という名称を冠したものがあり、子供たちの生活と心の場となっている。断ち難くつらい親への思いをエネルギーとして、いつの日か、その思いを生きとし生けるものすべてを愛し慈しむ人間となることを願いとして実践されている。
 今の児童福祉施設は「健全育成」を看板に設置され、これを実現するために職員が配置、運営されている。しかし、人間を宗教性ぬきにとらえて、「健全育成」がはたして可能だろうかと疑問に思う。下手をすると「愛で染める」的な軽率なことになりはしないか。
 つらい人生を糧に、これ自体をエネルギーとして子供たちが、救済者となるための「生き方をみつける」こと。これこそが仏教福祉の真髄であり、仏教の功徳である。

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