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Home > 読むページ > きょうのことば > あたかも一万年も生きるかのように行動するな。生きているうちに、許されている間に、善き人たれ。

きょうのことば

きょうのことば - [2012年04月]

あたかも一万年も生きるかのように行動するな。生きているうちに、許されている間に、善き人たれ。

「あたかも一万年も生きるかのように行動するな。生きているうちに、許されている間に、善き人たれ。」
マルクス・アウレーリウス(『自省録』岩波文庫 48頁)

 桜の時季になり、今年もまた春が訪れました。新しい生活が始まる4月です。
 大学に入学した皆さんは、新生活への期待に胸をふくらませていることでしょう。未知の世界が目の前に広がっており、あらゆる可能性はあなたに向かって開かれています。

 ところで、大学生活をそのスタート地点に立って眺めるとき、ゴールまでの計画を立ててから走り出す人はあまり多くないかもしれません。むしろ、「時間だけはたっぷりある」という安心感や、「最初のうちは全力疾走しなくても」という気持ちが先に立つかもしれません。

 標記のことばは、ローマ帝国の皇帝マルクス・アウレーリウス(121-180)の『自省録』におさめられているものです。
 彼は裕福な家に生まれ、哲学をはじめとする豊かな教養を身につけ、39歳で皇帝の座に就きました。当時は、「ローマの平和(パックス・ロマーナ)」ということばでも知られているように、豊かな国力を背景とした平穏な時代が2世紀ほど続いた、ローマ帝国の最盛期でした。そのような安定した時代には、平和はいつまでも続くものだと誰もが信じているでしょうし、したがって人生の計画もあまり切迫したものにはならないかもしれません。

 しかし、マルクス・アウレーリウス帝の時代になると様子は一変します。冷害、帝国周辺での争い、疫病などが相次いで起こり、皇帝自身も戦地に赴きます。平和な時代の直後に訪れた揺れ動く世の中をみつめ、戦いの中で自己自身と向き合うために書かれたのがこの『自省録』です。

 哲人皇帝とも呼ばれるマルクス・アウレーリウスは、大きな宇宙の営みの中で、人間の限られた力を受け入れつつその力を発揮することが「善いこと」であると考えています。人間が微少な存在であることを認めながらも、その能力には最大限の信頼をおくという考え方は、哲学と政治を、そして平和と争乱を一身で経験している皇帝ならではの冷静で現実的な視点から生み出されたものです。

 大学生活はもとより、言うまでもなく人生にも限りがあります。それを頭では分かっているつもりでも、実際に過ぎてみなければ、時の経つ速さは実感できないものです。
 ある程度の時間の余裕があるのが大学生活の特徴であることはまちがいありません。しかしよく考えてみれば、その余裕は永遠に「許されている」わけではないのです。暖かな春の日差しの中で、新しく開かれた世界への一歩を着実に踏み出していきましょう。

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