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今という時間

今という時間 - [261]

「障害者スポーツを見に行こう」
中森 一郎(なかもり かずお)

 来る2月26日(日)、都大路を舞台に“第17回全国車いす駅伝競走大会”が開催される。午前11時30分に国立京都国際会館前から号砲一発スタート、京都市西京極総合運動公園陸上競技場までの21.3kmを5名(5区間)の車いすランナーが駆け抜ける。トップチームは、50分を切ってゴールする。人が走るより速いペースである。直に見るとその迫力に驚かされることであろう。
 平成10年(1998)の長野冬季パラリンピック以来、障害者スポーツの報道が増え、情報として見聞する機会も多くなってきた。障害者への理解や認識の深まりが社会的に進展し、徐々に障害者スポーツも認知されてきている。しかし、障害のある人がスポーツと接することの意味や効果については、いまだ多くの健常者に伝わっていないのが現況だと感じる。
 本学では、障害者スポーツの理解と普及を目的として実技・講義・演習を開講してきたが、受講生の中からも同様の声が聞こえる。
 健常者も障害者もスポーツに接して、楽しんだり活用することは可能である。障害者の場合、運動参加の効果が障害と寿命に良い影響を与えたとの報告も多くある。
 障害者スポーツでは、多くの人の協力と支援を要し、観衆からの声援が大きな励みとなる。
 そのためには、先ず直接見ること、次に実体験ができること、そして一緒に楽しめる場の設定や情報提供などが望まれる。
 あなたも直接見ることで、まず感動してみませんか。

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