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Home > 読むページ > 今という時間 > ため口ため息

今という時間

今という時間 - [219]

「ため口ため息」
浦山 あゆみ(うらやま あゆみ)

 教員になったばかりの頃、学生のいわゆる“ため口”が気になって仕方なかった。学内の至る所で親しげに「あのな、先生、聞いて」と気軽に声をかけてくる。話しかけてくれること自体は嬉しかったが、同時に、それは理解に苦しむ異文化でもあった。なぜなら、私自身、先生に対してそんな風にため口で話した経験など全く無かったからだ。
 初々しかった私は随分悩んだ。最近の学生は敬語の一つも知らないのか?教師として「目上の者には丁寧な言葉で話すのが礼儀だ」と学生に教えるべきか?いや、しかし、学生のため口は「あんたなんか敬う気など全く無い」というサインかもしれない。それなのに、したり顔で説教して良いものだろうか?…そんなことが頭の中を駆けめぐり、学生に話しかけられるたび、いつも戸惑っていたのだ。
 ある日、ため口をきく学生の一人が、先輩らしき学生に対して敬語で話している場面に出くわし、私は少なからぬショックを受けてしまった。ショックのあまり、これを同僚教師に打ち明けたところ、「それはむしろ喜ぶべきことじゃないか。彼らにとってため口で話す行為は、相手に親しみを感じているという一種の感情表現なのだから」と慰めてくれたが、真偽のほどは定かでない。
 明確な答えを得ぬまま、いつの間にかため口の学生たちは巣立っていき、今や敬語で話しかける学生ばかりになった。はて、これはこれで喜ぶべきか、悲しむべきか…。未だに悩み続けている。

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